寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その4)

2010年02月13日 | 

突き当たりから道は左右に分かれて折り返して柴屋町通りと繋がる格好になっている。屋号の出た格子戸の家には古びたプレート「料理飲食等消費税 特別徴収義務者の証」が打ち付けられていた。これは遊興飲食税が昭和三十六(1961)に改称されたもので、赤線廃止の三年後にあたる。

周辺は妓楼が軒を並べている。空き地の裏側の建物は全く修繕が行われていない。私は2階手すりの「透かし彫り」に注目した。当然ながら妓楼ごとに細工は異なる。

妓楼の手すり(パターン1)

雲や松の形は比較的多いが、瓢箪は初めて目にした。楼主は縁起をかついで招福を意味する瓢箪の「透かし彫り」を選んだのであろう。職人の技をしばし堪能してから地蔵尊が祀られている所に戻った。

妓楼の手すり(パターン2)

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大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その3)

2010年02月13日 | 

私は通称:柴屋町通りに立った。辻から北が長等3丁目、南が同2丁目になる。有名なちゃんこ鍋の店を中心にして半径100m以内に遊廓・赤線時代の建物が残っている。その多くは3丁目にある。

元妓楼

焼き板壁の家から通りを北に進み右に曲がると小路である。和風スナックの前が空き地で、その奥はまさしく妓楼である。旧遊廓への入口付近にも祠があった。現在も地域住民が掃除をして大切にしていることが分かる。昔は商売繁盛を祈願していたのだろう。

長等3丁目の地蔵尊

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