武佐町交差点の横断歩道を渡る。最近造られたと思われる綺麗な常夜灯(ポケットパーク)を見て北東に進む。
明治初期創業の料理屋「魚友楼」の先に古い木造二階建てが現れた。旧八幡警察署武佐分署(国登録有形文化財)は料理屋の洋館となっている。徳川幕府瓦解からわずか20年足らずで西洋文明が急速に浸透し統治体制も大きく変わったのが分かる。
分署が建てられた明治19(1886)年は我が国にとって重要な意味を持つ。文部省管轄の東京大学が帝国大学(大日本帝国唯一の大学という意味)と改称され官僚養成校の色合いが強くなっていくのである。