寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

滋賀県草津市の矢橋町東口停留所(まめバス・老上線)

2012年03月19日 | 
矢橋道でバス停の標識を見つけた私は首を捻った。細い道をバスが走るのが不思議だったからだ。後日草津市のホームページを閲覧して市が「まめバス」の運行実験(民間のバス会社に委託)をしていることを知った。運転免許を持たない、あるいは返上したお年寄りなどを支援する取り組みで採算が取れるかどうかを調べているようだ。

まめバス・老上線の矢橋町東口停留所を過ぎるとまた道が分かれる。左手の道の先には林が見えた。矢橋道から外れた時に自転車に乗った初老の男性が通りかかったので声を掛けてみた。

矢橋道と鞭崎八幡宮裏産道(左)の分岐点

「こんにちは。南草津駅で下車し瓢泉堂から矢橋道を歩いて来ました。あの木が生えている辺りが鞭崎八幡宮ですか。」

「ご苦労様です。矢橋まで歩いて来られる方は珍しい。貴方が歩いているのが八幡宮の裏参道ですよ」

「なるほど。間違ってはいなかったんだ。安心しました。渡し場跡へ向かう前に寄っておきたかったもんで…」

「どちらからいらっしゃったんです?」

「広島県です」

「遠い所からわざわざこちらまで足をのばしてもらって地元の人間として非常に嬉しいですよ。実は私、郷土史を研究してまして、矢橋のガイドマップを作りました。この辺りはすっかり変わってしまったんで今のうちにまとめておこうと思って…」

彼は鞭崎の名のついた所以を丁寧に説明して去って行った。歩き旅の楽しみはこのような偶然の出会いも含まれる。まもなくして八幡宮の裏鳥居が視界に入った。

裏参道から見た鞭崎八幡宮の裏鳥居

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隠された郷土史の断片を見つけ繋ぎ合わせる 

2012年03月19日 | 日記
いくら文献を捲っても肝心なことがぼかしてあるケースは多い。やねこい団体からの圧力を避けるために気弱な筆者が詳細な記述を省いたと思われる。こんな時に役立つのがネット掲示板のカキコだ。隠蔽された情報を引き出す鍵(ヒント)がそこには置かれている。

名無しさん(知恵者)のお陰で私は漸く解を見つけることができた。郷土史(暗部)の断片吸い出しと接合という山越えを重ねるうちに鋭い勘が働くようになる。

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