昭和50年代の初め頃、近所の婆さん(大正生まれの祖母と親しくしていた人)がスーパーで「古鶏(ふるどり)は置いてないん?」と聞いて店長が「ウチは古くなった鶏肉などお客に売りません」と激怒した笑い話である。古鶏とは廃鶏(卵を産まなくなった鶏をばらしたもの)のことで嚙み応えがあって旨みが強いのが特徴である。当時スーパー(この話は鍋島氏が経営していたファニー=日山商会だと思われる)で扱う鶏肉と言ったらブロイラーのことだった。
今では大手スーパーが親鳥もも肉という商品名で販売している。見た感じは脂が黄色く筋っぽい。値段はブロイラーとほぼ同じだが、戦前の教育を受けた者にとっては手がのびる食材らしい。煮物にするよりは串焼き(味付けは塩とコショウ)、または今治市の鉄板焼きの方が美味しいと思う。顎を酷使して味わうという意味では軍鶏に近いのではないかな。
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今では大手スーパーが親鳥もも肉という商品名で販売している。見た感じは脂が黄色く筋っぽい。値段はブロイラーとほぼ同じだが、戦前の教育を受けた者にとっては手がのびる食材らしい。煮物にするよりは串焼き(味付けは塩とコショウ)、または今治市の鉄板焼きの方が美味しいと思う。顎を酷使して味わうという意味では軍鶏に近いのではないかな。
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