寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

自家製・栗の渋皮煮

2013年10月14日 | 家飯
栗の実は鬼皮(外側)と渋皮(内側)に包まれている。通常これら2つの皮を除去して調理に入るのだが、あえて渋皮を残した有名なお菓子がある。栗の渋皮煮は私が作る数少ない甘味の一つだ。

渋抜き(開始直後)

渋抜き(15分後)

生栗は熱湯に20分ほど浸けてから渋皮を傷つけぬように慎重に鬼皮を包丁で剥く(※水面に浮かぶ栗は虫食いなので選り分ける)。皮つきの栗は渋を抜く必要がある。微量の重曹を溶かした水で栗を茹で始めると次第にぶどうジュースのような色に変わる。15分ほど茹でてアク汁を廃棄する。次はただの水で10分ほど茹でてアク抜き終了である。

糖液

栗を砂糖を溶かした水で煮て甘みを含ませる。仕上げに少し塩を追加すると味が格段に締まる。渋を抜き過ぎないことが唯一のポイント。甘みを引き立たせるほんの僅かな渋みと塩気が命と言える。

渋川煮

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ふくやま駅・なつかしの写真展≪昭和44~45年当時≫

2013年10月14日 | 日記
JR福山駅構内(IF)でなつかしの写真展が開催中である。場所は在来線(岡山方面)乗り場へ向かう階段の下辺りとなる。福山市中心部が急速に変貌を遂げるのは現在の駅舎が完成する頃からだ。昭和48(1973)年から49年にかけての線路沿いの開発は凄まじかったという記憶が私にはある。

ふくやま駅・なつかしの写真展≪昭和44~45年当時≫

今回公開された写真は三層構造駅舎への移行過程を見事に捉えており大変貴重である。JR西日本の粋な企画に大感謝だ。福山城と駅との浅からぬ関係を勉強するために入場券(140円)を購入してみてはいかがかな。

café ESTATiON

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ライトアップされた福山城の周りで楽しく飲食する人達

2013年10月13日 | 日記
私が夜の福山城本丸広場に来るのは20代最後の年以来である。福山城博物館入口前の特等席で夜桜を眺めて缶ビールを飲んだ日のことを今でも時々思い出すことがある。今日(福山城幸盛ナイト2013)はあの時と同じ位多くの人が集まっていた。

アルコール飲料販売コーナー

よさこい(福山城本丸広場)

生ビール販売コーナーには長い列ができおつまみの売り上げも好調のようである。私は支志團のよさこいを暫く堪能してから賑やかな会場を後にした。

福山城の石垣

石段では若者達と何人もすれ違った。福山人は結構祭り好きなのだ。変貌していく福山駅南口の夜景はとてもきれいであった。

タクシー乗り場

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カープチューハイ・レモン(中国醸造)を一気飲みして繁華街へ向かう

2013年10月13日 | 日記
祝・広島東洋カープのCSファイナルステージ進出。中国醸造(広島県廿日市市)が製造するカープチューハイ(レモンと梅)はイトーヨーカドー福山店で扱っている。売場を見た感じではレモンの方が人気のようだ。

カープチューハイ・レモンの原材料

レモンの風味を前面に出したやや甘めの味付けは女性受けも良いのだろう。私はカープチューハイで祝杯をあげた。

城

福山駅の新幹線ホームから眺める城は美しい。改札を抜けて城公園へと急ぐ。大勢の人が石段をのぼっている。大きなイベントは交通の便の良い駅周辺でやるのがベストだ。これからは若者の発想でどんどん新しいことをやればいいと思う。

イベント会場の案内

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週刊JR全駅・全車両基地№49福山駅・宇部新川駅・忠海駅ほか(朝日新聞出版)

2013年10月13日 | 書籍
今年購入した雑誌のナンバー1である。朝日新聞出版は鉄道開業140周年特別企画として全60冊を刊行する予定で49番目にJR福山駅の特集が組まれた。表紙の写真のほぼ中央に位置するのが福山城の伏見櫓(重文)で(おそらく)福山ニューキャッスルホテルの客室から撮影したものと思われる。

福山市街地を望む

4~5ページの大写真は山手方面から市街地を望んだもので福山港・JFFスチール(前身は福山市飛躍の原動力となった日本鋼管)までもが入っており、この一枚で戦後広島県第二の都市へと昇格した理由が分かる。広大な干拓地及び埋立地は住宅と工場で埋め尽くされているのだ。

厳選!ターミナル駅福山
人口47万を擁する、広島県第二の都市・福山の玄関駅は、明治時代、福山城の堀を埋めて建設され、新幹線開業時には、日本初となる三層構造の駅舎に大改築された。近年は「のぞみ」「さくら」など新幹線の停車本数が増え、四国への連絡も視野に、ターミナルとしての存在感を高めている。
写真=牧野和人(写真家) 文=谷崎竜(旅行ライター)

7ページに掲載された新幹線駅誘致の裏話は初耳だった。福山市が威信をかけて根回しを行い誘致合戦で旧深安郡神辺町に勝利したという。

 現在の駅舎は、75(昭和50)年3月の山陽新幹線開業に合わせた大改築によるものだ。城郭や市街地に接し、新幹線敷設のための用地拡張は困難だったため、北隣の神辺町(のちに福山市に編入)に新幹線を通し、福塩線の湯田村駅付近に「新福山駅」を設置する構想もあった。しかし、福山市の誘致運動もあり、在来線の高架化事業を同時進行させ、駅の1階をコンコース、2階を在来線、3階を新幹線とする日本初の三層構造駅となった。
 2003(平成15)年10月、福山は東海道・山陽新幹線「のぞみ」の停車駅に昇格する。請願を続けた地元にとっては開通以来の宿願達成だった。

福山駅クロニクル

10ページには福山駅クロニクルと題した年表を入れて福塩線の前身・両備軽便鉄道の果たした重要な役割に言及しているのは流石プロの仕事だ(開業当初の路線図も掲載)。呉線、福塩線の全駅解説が鉄道ファンには嬉しいところ。竹原市の忠海駅に光を当てたセンスを私は高く評価する。黒滝山山頂からジャム製造工場周辺(塩田跡)を望む写真は珍しい。定価が580円なので福山の歴史に興味がある方は永久保存版としてぜひ購入して欲しい。

竹原市忠海中町周辺

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セブンイレブンのおせちのカタログを開く

2013年10月13日 | 日記
盛り付けの参考にしようと思って持ち帰ったおせちのカタログ。原色の食材をどう配置するかで見た目の美しさは大きく変わる。

セブンイレブンのこだわり

カタログを開くとセブンイレブンのこだわりが書かれていて「ちょっと奮発して正月には美味しいものを食べよう」という気にさせる。少人数の家庭にはオードブル(おつまみ)がいい。仕事の関係などで帰省せず一人で正月を迎える者にもこれは嬉しい価格設定だ。

おつまみ

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居酒屋でテレビ観戦して広島東洋カープに声援を送る人達

2013年10月12日 | 日記
自宅でCS第1戦を7回の裏まで観た。地元球団の勝利を確信してJR福山駅前へ買い物に出た。さんすて(旧サントーク)二番街の居酒屋「板前渡世いろはのゐ(福山市三之丸町)」には多くのカープファンが集いテレビ観戦して熱い声援を送っていた。今日は店もガッポガッポで大喜びだろう。

JR福山駅南口の拡張工事

駅南口の工事はコンビニがあった付近(東側)へ広がったことを確認した。仮設塀の透明部分から中を覗くとユンボと大きなゴミかごが置かれていた。こうして市の中心部は刻々と変わっていく。広島県第二の都市にふさわしい姿を見られるのはもう少し先である。


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冬瓜と海老の炊き合わせ

2013年10月12日 | 家飯
冬瓜(とうがん)は夏の食材である。冬瓜にはあまり味がないので旨味をいかにしみ込ませるかがポイントとなる。和の出汁とははっきり言って相性が悪い。故にチキンブイヨンなどの使用が望ましい。

私は鶏手羽のスープを少し出汁で割ったものを煮汁とした。これで冬瓜(皮と種と取り除いて食べやすい大きさに切り下茹でする)を炊き味を含ませる。醤油の添加量がちょっと多かったようでおでんの大根の色合いになってしまったが、味はマーマーである。彩りに別炊きした海老を添えて酒肴とした。蒸し暑い日には冷やした料理が美味しく感じるものだ。

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取り壊される運命の老朽化した被爆建物

2013年10月11日 | 日記
アンデルセン旧館(広島市中区本通)の取り壊しも検討すると発表があり大きな反響を呼んだ。老朽化の進んだ被爆建物に耐震補強工事を施し維持管理するには莫大な費用がかかるため最悪のケースも考えておくということだ。

アンデルセングループは「大地震発生によって被爆建物内で犠牲者が出ること」を想定した上で最新の耐震構造を持つ建物に造り替えた方がはるかにメリットが大きいと問題提起したのだ。有名な被爆建物としては他に旧広島文理科大学本館や旧制広島高等学校講堂があるが、利用もされず放置された前者は今度どうなるかは全く分からない。

私はこの件から最近の安易な古民家再生という動きにも警鐘を鳴らしたと考えた。戦後まもなく建てられたような物件をリフォーム(耐震補強は気持ち程度)して若者を呼び込み、それが大地震で倒壊し死者が出た場合、一体誰が責任を負うのか。移住者の自己責任だけで片付けられるのか。そうではあるまい。NPO法人代表および市の監督責任は厳しく追求されることだろう。

思慮のある人達は「古い(危険な)建物」を早めに取り壊してゆく勇気を持つべきだ。最も大切なのは「人命」であることを決して忘れるな。

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笠岡市の浜街道を往く 

2013年10月11日 | 
JR山陽本線・伏越一踏切の向こうが旧遊廓街である。「古地図と巡る笠岡今はむかし物語2」に伏越(ふしごえ)という地区の解説が載っている。

旧鴨方往来で、右に稲富稲荷社…左に東八幡笠神社…の二社の参道があります。この二つの社を伏し拝んで越えていたことから「伏越」の名がつきました。また、一説にはこの道が急峻であったため皆が伏すようにして登ったからとも言われています。

浜街道はしばらく線路と平行して延びる。すずらん旅館の辺りを横目で見ながら真角踏切を目指した。

すずらん旅館附近

真角踏切付近

真角踏切を過ぎてすぐ道は左へ緩やかに曲がる。私は大磯集落へ行くためにこの道に入った。ここからは静かな町並みが延々と続く。

浜街道

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秋の福山城公園を散歩

2013年10月10日 | 日記
夏が終わったとは言い難いような気温が連日続き少しうんざりしている。とはいえ、早朝だけは過ごしやすくなった。福山城公園(本丸広場)にはラジオ体操をするために老人たちが集まっていた。

旧内藤家長屋門

旧内藤家長屋門の説明板

以前色褪せて文字が読みにくいことを指摘した旧内藤家長屋門(福山市指定文化財)の説明板が塗り替えられていた。これなら観光客にも移築された建造物の価値が分かる。やればできるじゃないか(笑)

現在、福山城博物館では秋季特別展「武家のよそおい‐武芸と学問‐」が開催中である。博物館にエレベーターはないが、なまった体を動かすにはちょうどいいくらいだ。天守に登り福山市中心部の発展をぜひ自分の目で確認して欲しい(米軍の空襲で一時焼野原となったことを我々は語り継いでいく責任がある)

秋季特別展の看板

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笠岡市・東本町商店街を通過し伏越へ

2013年10月10日 | 
東本町商店街には黒漆喰壁の建物がかなり残っている。廣井三郎商店の裏(笠岡駅から少し東に行った辺り)はかつて荷揚げ場であった。その船着き場が埋め立てられて山陽鉄道の路線が造られ現在に至っている。

大口酒店

薬師堂

酒屋の前を通過し商店街を抜け古道を進む。薬師堂の前の道は旧鴨方往来と呼ばれるが、私には浜街道という名称の方がしっくり来る。「古地図と巡る笠岡今はむかし物語1」には旧鴨方往来について次のように説明している。

備前岡山城下を起点に、備中を横断し備後福山の大門に至る道。かつては海岸線であったため「浜街道」とも呼ばれていました。

笠岡の街は福山藩の時代から行われた干拓やその後の埋め立て等によって相当に海岸線が変わっているのである。大平の世に所領を増やすために盛んに新田開発が行われた歴史を我々はもっと知るべきであろう。耕作地は住宅街へと変貌を遂げた。人間は便利な平地での生活を望むのが当たり前だからだ。私は伏越(ふしごえ)の踏切の手前まで来ていた。

浜街道

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秋の味覚・栗ご飯

2013年10月09日 | 家飯
神石高原町の栗をボールに移して熱湯を注ぎ20分ほど置く。こうすると安物の包丁でも皮が剥きやすくなる。皮を取った栗は水に浸けておく。

皮をむいた栗

分量の水に少量の塩と酒を追加して出汁昆布を入れて米と栗を一緒に炊く。もっちりしたご飯が好きな人はもち米を3割程度使うとよいだろう。ホクホクの甘い栗は格別である。手間をかけるだけの価値はある秋の炊き込みご飯だ。

栗ご飯

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台風24号による強風が吹いた福山市中心部

2013年10月09日 | 日記
台風24号が山陰沖を通過する際、福山市には強い風が吹いた。午前5時前後は布団の中からも外の荒れ模様が想像できたほどである。。国道2号線沿いにはかなりの数の看板やゴミ箱が倒れていた。

国道2号線沿い

野暮用を済ませてJR福山駅へ向かう。南口(さんすて)の拡張工事は順調に進んでいる。ニューキャッスルホテル前に救急車が停まっていたことを除けば通常の光景が広がっていた。

JR福山駅南口

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イカのわたがい焼き

2013年10月08日 | 家飯
偶然テレビせとうちで「トムさんの田舎のごちそう」という番組を見た。元ネタは昨年の6月24日にBSジャパンで放送されたもので岡山県備前市日生(ひなせ)町を舞台にした郷土料理の紹介である。

某鮮魚店(私は実際に行ったことがある)の女将が拵えた「サワラのわたがい焼き」に目が釘づけになった。サララ(鰆)の内臓の塩辛とナスを一緒に煮た料理を食べたトムさんは正直に「塩辛い。個性的な食べ物」とコメントした。おそらく彼には醗酵臭が強過ぎたのだろうが、私は結構旨いはずだと思ったのである。

そこで自家製スルメイカの塩辛で同様の料理を作ってみた。行平鍋に塩辛と水(ナスから水が出るので控えめに)を入れて火にかけ調味液にして食べやすい大きさに切ったナスを追加する。蓋をしてナスに火が通れば完成。

調理

調理2

私は丸い味にするために少量の醤油と味醂を足した。新鮮な野菜と保存(醗酵)食品の組み合わせが見事に決まった。秋田の方では夏バテ防止に貝焼き(大きな貝殻に魚醤で味付けした出汁を張りナスを煮て食べる鍋料理)をつっつくというが、これも同じ効果が望めそうだ。今日から「俺の味」としてレパートリーに加えることになった。 

イカのわたがい焼き

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