めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

白で潤す

2007-09-06 | 薬膳&食療(その他)
先日歩いていたら夕食の調理をしている匂いがふっと鼻に入ってきました。

なんだか久しぶりな匂い

「これ、なんだっけ???」

久しぶりだけに頭が鈍っていて直ぐにはわからなかったけど一瞬にして記憶が蘇りました。「筑前煮


牛蒡や蓮根、干し椎茸の香りがたまらなくいい感じ

もうそんな季節になっんだな~ ってしみじみ思いながら歩いていると、頭の中はだんだん「筑前煮」でいっぱいに。

私は2日目くらいに大根を入れてお出汁をたっぷり吸わせて食べるのが大好きなので、いつも残るようにたっぷり作ります。


大根、蓮根は秋にたっぷり食べたいお野菜で、その他には百合根、白木耳、杏仁、牛乳、豆乳、豆腐及び大豆製品、梨等がありますが、

それらに共通する点は“白色”であると言う事。

白色は五行説の考え方では秋と同じ“金”に属します。生薬や食品で肺に入っていくものは白色である事が多いのです。(あくまでも“多い”)

秋は乾燥の季節です。そして外界とつながっているが為にその影響を最も受けやすく、また乾燥を嫌うのが“肺”なのです。

だから肺を補う生薬や食品には肺を潤す効果のあるものが多いです。


咽や鼻、肌が乾燥しやすい人は上記の白色食品を適度に摂取すると

秋冬は「陰」を補うのにいい季節です。冬の乾燥対策にも、今からゆっくりと「陰=潤いのモト」を補い始めるといいですね。

これって、“アンチエイジング”にもつながるんですよ



コメント
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