澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

マスコミ報道の欺瞞性

2008年10月27日 20時34分14秒 | マスメディア
雑誌「SAPIO」が「ジャーナリズム大崩壊」という特集を組んでいる。




その中でも、佐々木俊尚「ネットユーザーたちが暴き始めた”客観報道”というまやかし」は、日頃、私が実感している「マスコミ報道の欺瞞性」を鋭く突いていて興味深かった。

佐々木氏は、今年6月秋葉原で起きた無差別殺傷事件を採り上げ、マスコミの「高邁な社会正義」に疑問を呈する。この事件では、現場に居合せた一般の人たちが、デジカメや携帯電話で悲惨な現場を撮影し、ブログやHPに載せたのだった。これに対しマスメディアは、「惨劇を前にして不謹慎ではないか」「被害者に対して失礼ではないか}とその”野次馬根性”を批判したという。

だが、こうしたマスメディアの”エラそうな”態度は、噴飯モノである。朝、「みのもんた」や昼の福澤朗を見るだけで、TVのインチキさは明らかなのに、「社会の木鐸」「社会正義を守る」という建前は崩さないのだ。

インターネットの普及により、一般人も情報伝達の手段を持つことになった。佐々木氏は言う。「長年”自分たちだけが報道する権利を持つ”という特権意識にあぐらをかいてきたマスメディアは、こうした時代の変化や問題の本質を理解できないでいる。ネットユーザーを見下し、恐怖し、憎悪しているだけでは、マスメディアはますますネットユーザーから不信感を抱かれ、批判を浴びるのは当然だ」