澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

原辰徳の言語感覚

2009年02月22日 19時23分10秒 | Weblog

WBCのメンバーが確定した。
西武の岸孝之投手、ソフトバンクの松中選手など5名が外されたが、原辰徳監督は「私は削る作業をしていない。28名をピックアップしただけだ」とコメントした。例によってよくわからないコメントだが、問題はその中身だ。

岸投手といえば、昨年の日本シリーズでこてんぱんにやられた相手ではないか。第6・7戦で連投する岸を攻略できなかったのだが、同時に巨人の投手交代がワンパターンで自滅したという印象も強い。原監督には柔軟な思考が欠けているのではないかとそのとき感じた。宿敵・岸を故障で外したというのなら分かるが、そういう情報は伝わっていないので、「何で?」と思うファンも多いだろう。
松中選手は、メンバー決定後のインタビューで悔しがっていたので、これもまた疑問がわく。まさか、松中が煙ったいからという理由で外したのではあるまいな…。

さらに問題となるのは、原監督の言語感覚。今日のコメントでも「コンディションは上向きの状態」などと言っているのだが、「コンディションは上向き」と言えばいい話なのに、意味の重複等、何かとまどろっこしい話し方をするのだ。
麻生首相も「基本的には…」「私の中では…」「…というものは、~ということでございます」といった冗漫な表現が多く、原監督との類似点が多い。

原監督がマジで自らを「指揮官」、選手を「サムライ」、チームを「サムライ・ジャパン」と思いこんでいるのなら、試合をやる前から負けたも同然だ。これでは頭の中は、麻生さん同様、マンガ状態ではないか
多分、イチローはすべてをお見通しだと思う。以前、彼は原監督の間違った発言で、真意を曲げられた苦い経験がある。脳天気な原サンは忘れても、彼ならきちんと覚えているだろうから…。