つい先日、黛敏郎が司会する「題名のない音楽会」の映像がいくつもYouTube上にUPされはじめた。話には聞いていたものの、初めて見る映像は実に興味深く、「コロナ鬱」が吹っ飛んだ。
山本直純(1932-2002)は、作曲家、編曲者、指揮者として、クラシック音楽のみならず、ポピュラー音楽の分野にまで大きな足跡を残した。一方、アーサー・フィードラー(1894-1979)は、ボストン・ポップス・オーケストラの常任指揮者(1930-1979)として、クラシック音楽の大衆化に偉大な貢献を果たした。山本が「日本のフィードラー」と呼ばれたのも、故なしとはしない。
実は、私の手元にこんな本がある。
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"Arthur Fiedler~ Papa,the Pops,and Me"
山本直純(1932-2002)は、作曲家、編曲者、指揮者として、クラシック音楽のみならず、ポピュラー音楽の分野にまで大きな足跡を残した。一方、アーサー・フィードラー(1894-1979)は、ボストン・ポップス・オーケストラの常任指揮者(1930-1979)として、クラシック音楽の大衆化に偉大な貢献を果たした。山本が「日本のフィードラー」と呼ばれたのも、故なしとはしない。
実は、私の手元にこんな本がある。
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"Arthur Fiedler~ Papa,the Pops,and Me"
by Johanna Fiedler (Doubleday Publishing NY, 1994)
長女・ジョアンナによる父アーサー・フィードラーの回想録。この中には、貴重な写真もいくつか掲載されている。
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クラシック音楽の伝統などなかった米国で、その普及のため、ポピュラー(通俗的)な名曲をならべて、大衆を楽しまる音楽会の様式が考案された。それがポップス・コンサート、あるいはプロムナード・コンサートと呼ばれるもので、聴衆は肩ひじ張らずに気楽にオーケストラ音楽を楽しむことができた。その最大の貢献者が、アーサー・フィードラー。
フィードラーも直純も今や遠く忘れ去られた存在になったが、思いがけずこの映像に接して、過ぎし日を思った。
長女・ジョアンナによる父アーサー・フィードラーの回想録。この中には、貴重な写真もいくつか掲載されている。
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クラシック音楽の伝統などなかった米国で、その普及のため、ポピュラー(通俗的)な名曲をならべて、大衆を楽しまる音楽会の様式が考案された。それがポップス・コンサート、あるいはプロムナード・コンサートと呼ばれるもので、聴衆は肩ひじ張らずに気楽にオーケストラ音楽を楽しむことができた。その最大の貢献者が、アーサー・フィードラー。
フィードラーも直純も今や遠く忘れ去られた存在になったが、思いがけずこの映像に接して、過ぎし日を思った。
山本直純とフィードラー