昨年末から中波ラジオ放送のFM化が進んでいる。TV放送の地上デジタル化が完了して、それまでのアナログTV放送の音声部分(FM電波)ががら空きになった。その周波数帯(90~108MHz)に従来の中波放送を割り当てた。「ワイドFM」と言われる放送だ。
昨日の午前中、その「ワイドFM」を聴こうと思って、90MHzあたりにダイヤルを回そうとしたら、88MHz前後で中国語放送が入ってきた。在来の民放FM局が中国語番組を流しているのかなと思っていたら、どうも様子が違う。延々と続いたトーク番組の最後には「中央人民廣播電台」(中央人民ラジオ)と言う単語が聞き取れたので、これは中華人民共和国の公共放送を流しているのだと分かった。
中波放送であれば、中国、朝鮮半島の強力な電波が混入することもありうるが、FM放送はその特性上、そんなことは考えられない。特に東日本(首都圏)においては…。
だとすると、この中国語放送は、電波法違反の「海賊放送」としか考えられない。そこで、ネットで検索してみたら、いくつかの事例が見つかった。だが、私のケースとはちょっと違うようだ。
さきほど、もう一度、同じ周波数帯を探してみたら、当該中国語放送は流れていなかった。今度、聴いたときは、音声を記録して、詳しい人に聞いてもらおうと思っている。
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そういう可能性も大のようですね。
ちょっと気になっているのは、大陸の「中央人民放送局」の番組を流しながら、その番組が終わったあと、MCがコメントをしていたことです。つまり、日本で制作した海賊放送のような雰囲気が濃厚でした。