孫たちは凧揚げをしたことがなかった。お正月だ、早速ダイソ一から買ってきて一緒に作った。
箱形の立体凧とポリプロピレン製の作業のいらないデルカイトだ。立体凧はヒゴで立方体をつくり、周囲に好きな絵を描いて貼ったものだ。
昔はお正月といえば羽根突きや凧揚げなどして遊んだものだが、今は見ることはない。残念なことだ。
子供のころ、赤い龍の字が墨書された凧が売られていて、新聞紙を帯状に切って貼り付け、糸で中心を取りながらよく飛ばしたものだ。
懐かしい半世紀も前の思い出だ。
お昼過ぎ、曇り空に所々青空がのぞく短大グランドへ。ほどよい風に驚くほどうまく上がった。
跡からママも参加、雪兎?を作って遊んでいた。
そういえば、会津には伝統的な唐人凧がある。
最近では、毎年秋に「會津唐人凧凧揚げ大会」が開かれているらしい。
ネットで解説を見た。
【九州に多く見られる唐人凧が、なぜ会津地方に伝わったのかは、今もはっきりと分かっていない。戊辰戦争の時に、会津鶴ヶ城が敵の軍隊に囲まれて不利な状況で、藩主は城の中から「べろくんだし」とよばれる唐人凧をあげ、味方の軍隊の士気を高めたという。目をむいて舌を出した異様な顔つきが印象的。さらに戦いの時に身を守るための面当や八幡座の下に描かれる鬼の図などは、他の凧には見られない。】
我が家の玄関にその図案が飾ってある。定かではないが、もう30年も前、ウナギの「えびや」でいただいた記憶がある。