エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

朝のひととき

2012-11-05 | 日々の生活

                            【お昼前に Hさんの畑で柿もぎ 悠人くんも一緒でした。】

  詩集「求めない」を著した加島祥造氏の最近の著作「ひとり」を求めた。
  そこには、前に読んだ「タオと谷の思想」と同じ日記が載っていて、あらためて、彼が朝の一刻を大切にする生活を羨ましく感じた。

 日々惰性に流される自分も、心してそんな安らぎの時を持つ境地を真似たいと思っている。また、自然と共に生きる楽しさを知った著者の生き方が魅力的だ。

 著書「ひとり」の帯には「89歳の「いま」を生きる」とある。とてもきれいな本で、頁の半分は、作者が独居する伊那谷の自然や風景、

 囲炉裏端でのひとり茶や中央アルプスを望む書斎で墨絵を描く生活などを、写真家小林庸治氏が撮っている。

 短い詩が載っていた。

  道(タオ)の自然につながる人は
  いまの自分に満足する、そして 
  それを本当の富とするんだ。

 老子を説く彼の中心的な詩に、今日も励まされている。

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 思い巡らす質は違うだろうが、「朝のひととき」をまねて見た。

 コーヒーメーカーに挽いたコーヒー豆をセットして沸かす。ベートーベンをCDで流し、読み止しの本に目をやる。

 そして、ときどき庭のモミジを眺める。心やすらひとときだ。

 

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2 コメント

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加島祥造さんの住まい伊那谷ですか (マーヤンです。)
2012-11-07 17:05:21
加島祥造だんは伊那谷に独居しているとは知りませんでした。ネットで調べると、伊那谷の心象風景や自然を描き、老子の言葉や自らの詩などを画賛に添えた墨彩画により、現代の文人画の世界をつくっている。特に文人画において重要視される詩については、伊那谷へ移住後、活発な創作を行なっている。とありました。早速、「ひとり」に触れたいと思っています。「コーヒーメーカーに挽いたコーヒー豆をセットして沸かす。ベートーベンをCDで流し、読み止しの本に目をやる。
そして、ときどき庭のモミジを眺める。心やすらひとときだ。これ以上の「やすらぎ幸せはないと思いますよ。
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伊那谷  マーヤンさん (会津マッチャン)
2012-11-07 20:41:36
私も、これ以上の「やすらぎ、幸せはないと思います。

老子を知ろうと思い加島氏の著書を何冊か求めました。難しいですが、うすうす分かりかけた気もします。
一つは「足を知る」の境地を教えていると思います。
 時折、「老子」に触れ考えたことを拙ブログから拾ってみました。そこに、マーヤンさんからのコメントもありました。
○「閑」を求めて http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/d10c6c647913f8f98eb0f86ecb75a12a
○ 「老子」を学ぶ http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/e796bb5d75c70836b92859e51373c9e5
○ ときおりのタオイスト http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/4f740b4ef651744e6d764d5e4d2b69d1
○ 月に一度の検診日 http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/b23389e19bc90818cf82b00390727eb2

信大に勤め、松本での生活もあったようです。
伊那谷へは、20数年前から独居して、「伊那谷の老子」の著作もあります。
 彼の墨絵、変わった作品です。
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