エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

落ち葉の季節 最後の里山巡り

2010-11-19 | Weblog
  

昼ころにはすっかり霧も晴れて、おだやかな陽が差した。
 食後、里山を巡りにでた。
 夏の間通い慣れた林道に入ると、日だまりにアキアカネが群舞していた。





 珍しく、モンシロチョウが飛んでいた。キタテハが数頭落ち葉に舞い降りた。
例年ヒメアカタテハが乱舞している畑の菊の花にも、もう何もいない。



遠くに雪を抱く飯豊連邦が見えた。



トンボ池に行く。ここも、わずかにキトンボが数頭石の上に止まっていた。


キトンボ

 はかなきは動かなくなったオオアオイトトンボだ。
今朝の寒さに耐えられなかったのだろうか。
夏の日に あれほど元気に飛び回った輝ける小さき命が、もう手のひらで動かない。
哀れ寂し。


 ほとんど仲間が姿を消す時期に、目立つのはオツネントンボだ。さすがに元気だ。


オツネントンボ

 ヒマラヤシーダの雄花がびっしり地面を敷き詰めていた。



わずかに葉を落とさないモミジが鮮やに光っていた。



春先にきれいな花を付けるシデコブシもほとんどの葉を落としていたが、梢にはもう来春のつぼみが銀色に光っていた。




 今年最後の里山を巡りだろう。また来春までのお別れ、ゆっくり落ち葉の季節を楽しむことが出来た。 

 


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ルーミス・・・・・ ヒメオオさん (会津マッチャン)
2010-11-23 18:17:07
 見せていただきました。まだ飛んでいるのですね。もっとも、そちらでは、越冬個体は冬でも暖かいときには見られるのでしょうね。そうですか温室もあるのですね。野鳥もいいですね。
 冬は家の中でごろごろ、せいぜい歩こうと思っていますが、里山も今年は終わりです。 
返信する
虫が動かなくなったら (ヒメオオ)
2010-11-22 11:27:58
虫が動かなくなったら、越冬個体探し、昆虫の温室巡り(多摩動物園、ぐんま昆虫の森など)、野鳥の写真を撮ろうかな!
昨日は、越冬に入る前のルーミスシジミ撮影の為に大遠征を実施しました。
返信する
落ち葉に埋もれて ・・・黙想さん (会津マッチャン)
2010-11-20 20:38:09
最後の小春日和でしょうか。
毎日楽しく庭を掃いています。
ホウノキはなんと大きいことか。

ヒマラヤシーダ、雄蕊の花粉はすごいですね。
拾い集めて驚きました。
「雌雄同株」の学説を疑っています。
返信する
落ち着いた「赤]」・・・ヒメオオさん (会津マッチャン)
2010-11-20 20:29:13
赤は秋の色かも知れませんね。
こちらすっかり寒くなりました。
暖房し通しで、外へ出る機会も減りました。
虫たちシーズンオフには何を撮りますか。
返信する
羽黒山荘 落ち葉に埋もれて (黙想)
2010-11-20 18:39:05
 ようやくお日様が続いて 蚊も消えて すべて色付いた庭 柿、花梨の落ちてくる中で 並ではない枯葉集め。まゆみ の桃色赤紫に色付く葉が混じっています。 早くシーダー報告をしなくてはと気にしてました。 まだ雄蕊は 花粉撒き散らしてますが 昨年の不気味な豊作で もくもく虫!!今年はかなり少ない。雌蕊5ミリと聞きまして双眼鏡でさがしても分かりません。でも キナコの様な花粉が時折地面を少し黄緑に染めてますからもう受粉時期は終えたのでしょう。推測ですが昨年の館内までキナコで染めるほど派手派手に振り撒いたからか 球果がいつもより多い。球果の枝には古い松かさの芯が沢山見えますので やはり雌蕊だけのの枝のようです。雄蕊の枝には球果付けず。今年の花粉は大人しいので来年の球果は もしかして少ないのかと 観察忘れないようにしましょう。あくまでも我が家情報です。近くの方のシーダーは 木々が雌雄別々と思っているようで、まだ答えが出ません。近々メールいたします。寒暖差でお風邪に気をつけて下さい。  

返信する
落ち着いた「赤」素敵です。 (ヒメオオ)
2010-11-20 09:15:23
紅葉、ヒメアカタテハ、アキアカネ、キトンボ何れも晩秋を感じさせる落ち着いた「赤」で綺麗ですね!
こちら埼玉ではムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ウラギンシジミが小春日和に日光浴を始めるようになりました。
返信する

コメントを投稿