エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

最小トンボ ハッチョウトンボ

2020-06-11 | 自然観察

今日あたりから、しばらく天気が崩れるとの予報、九州から東海までが梅雨入りしたらしいとの報道。

会津若松市の気温が全国一高かった(36.4℃)昨日、湿原にハッチョウトンボを訪ねた。

湿原周囲の静まりかえる林にはエゾハルゼミの声が響いていた。例年と何も変わらない。

湿原は、ワタスゲが見事だった。 初夏の風に揺れ、もう綿毛が飛び始めていた。

 

  

ハッチョウトンボ♂は既に大人の姿、真っ赤っかだった。

体長はわずか2cmほど、写真に撮るとなかなか大きさがわかりにくいが、ともかく、かわいいトンボだ。

いつかモウセンゴケに捕まったハッチョウトンボを助けた折、百円玉と大きさを比較したことがあった。

 

******************   参考 (2018.6.8 撮影) ********************************

 未成熟♂ 茶褐色   100円玉径約20mm

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元気に追いかけっこしていたオスは、羽化直後は橙褐色、真っ赤になるのに2~3週間かかるから、発生は5月初めだろう。

♀は目が慣れないうちは、なかなか見つからなかったが、交尾態を見つけてからはいくつも見つけることが出来た。

  

 

 

 

産卵の様子をゆっくり観察した。

交尾時間はわずか数十秒、離れると♀はすぐに打水産卵していた。

その間、♂は近くで離れずに見守っていた。

 

交尾 

産卵  

       

まわりにスイスイ飛ぶ青いイトトンボは皆オゼイトトンボ、盛んに連結産卵していた。

    

     

モウセンゴケに捕まらないことを願いながら、かわいいトンボを眺めた。

 

トキソウ ニッコウキスゲ

 サラサヤンマ出迎え

  エゾハルゼミだろう

ニホンアカガエル 

 

昨日の出合いをアップしていたら、気象庁から「東北南部が梅雨入りしたと見られる」と発表があった。

世の中の喧噪をよそに、ホシミスジが2頭、庭をスイスイ飛んでいる。

 

 

 

 


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