天気が良いときには近くの里山を歩く。
何遍何十遍歩いても飽きずに歩いている。
それぞれの里山巡りはそれなりの目的がある。
多くは、あのときの邂逅をもう一度と思っての外出だ。
F地点の池は何年かぶりで水位が下がり、マダラナニワトンボの産卵行動を見た岸が現れている。
今日も、少し早いが、ひょっとして・・・と出かけた。また、この池の周囲の林で毎年見られる、コバネアオイトトンボにも会えるかもと。
台風一過、久々の夏の暑さが帰ってきた。そのせいか、ときどき立ちくらみがあった。
健康のため、足腰のため少しでも歩きたいが、歳も歳、身体に気を遣いながら歩いている。
歩きながらいろいろ思いを巡らせる。小さな虫たちそれぞれの行く末を思いながら。
毎日何らかの発見があるが、今日も驚きの発見があった。
E地点の池の端で、キアゲハがシロツメクサやヒメジョオンの新芽らしき葉に産卵していた。
約20数分間、近くを飛び続けながら産卵を繰り返し、産み付けられた白い卵も確認できた。
ときどき田の畦のミツバに産卵する光景を見ているが、付近にそれらしき食草(セリ科)はない。
きっと孵化しても生きられないだろう。これが自然界なのだろう。
いつもの面々を撮った。
ヒメシロの里では、風に吹かれながら10頭が静かに舞っていたが、3化と思われる。
刈り残してもらったツルフジバカマの蜜を吸っていた。
(2016.8.25)
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