数十億年の生物の進化の歴史が幾多の生物をはぐくんできたが、近年、驚くほどのスピードで多くの種が絶滅していると言う。
会津の里山にも、絶滅の危機に瀕しているチョウやトンボが細々と生息している。
思えばここ10数年は、これら絶滅寸前の小さな虫たちの生息を確認する日々だった。
深まる秋を前に、マダラナニワトンボは水辺で連結しながら打空産卵を繰り返し、
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ツルフジバカマの群落では第3化のヒメシロチョウが逆立ちしお腹を曲げて卵を産んでいる。
卵が モンシロチョウと
そろそろ姿を消すか
いつしか成熟したコバネアオイトトンボの、輝く宝石のようなコバルトブルーの眼も撮った。
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これらはいずれも絶滅危惧Ⅰ類に分類される貴重な虫だ。
今年も静寂の里山にひっそり生きる愛おしい友になんとか会うことができた。
自然界での淘汰は自然の摂理だが、人為的な環境変化に起因する種の絶滅をもっと深刻に受け止めなければならないと思う。
物言わず消えていく虫たちへの配慮が少なすぎると思っている。
深まる秋を描写
ウラギンヒョウモンミヤマガマズミ
ミドリヒョウモン アキアカネ♂
ウラギンヒョウモン ホシミスジ
サカハチチョウ
キタテハ オニヤンマ
キトンボ オオルリボシヤンマ産卵
ウラギンヒョウモン ノシメトンボ
マダラナニワトンボ♀ フジのツルに
キタキチョウ 黄色型の♀
ウラギンスジヒョウモン
深まる秋を実感した。
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