エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

会津五桜鑑賞記  (その1) 石部桜

2006-04-23 | 街中散歩
石部桜
《葦名氏の重臣石部治部大輔の庭にあったといわれ、樹齢600年のエドヒガンの巨木。8本の樹幹が咲き競う。》
所在地 福島県会津若松市一箕町大字八幡字石部

 飯盛山を背にひっそり佇む石部桜、普段は人一人いない私の散歩コースだ。
昼頃、自転車で桜の様子を見に出かけた。久しぶりに温かく、気温は20度まで上がった。 何か秋を思わせる七分の雲に覆われる空の下、例年より遅かったが、ようやく5分咲きに開いていた。少し離れた桜の東側から、飯盛山の背に写真に納めた。彼方に大戸岳が聳え、さらに南会津の山並みが会津盆地を囲みように広がっていた。
 最近は、桜の季節に入り口近くに臨時の駐車場ができ、バスが止まり団体客がさくら見物に訪れている。傍らに農家の畑仕事が始まる中を、観光客がお目当ての石部桜をめざし切れることなく続いていた。
 年に一度、いまの季節だけ注目されるサクラの古木は何を思い花を咲かせているのだろうか。近いうち、誰もいない朝早くに桜の花に語りかけ、こころを整理してみたいと思っている。

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