ようやく緑が芽吹き始めた土手が、遠目からは赤紫のじゅうたんのように見えきれいだ。近づくと帰化植物のヒメオドリコソウの群落であった。昨年まではそれほど感じなかったが、異常に感じるほどだ。スイバ、ハコベ、スギナなどの緑の土手にも点々と赤紫の群が見えた。都市、農村を問わず帰化植物は蔓延している。
いまや至る所に大発生しているあのセイタカアワダチソウも、思えば会津では昭和五十年代前半にはまれであった。修学旅行の車窓観察から、明らかに西へ行くほど多かったことを覚えている。実はセイヨウタンポポやヒメジョオン、春一番に咲くオオイヌノフグリも帰化植物だそうだ。もっとも、そんな人間の分類など植物にとっては関係ない話だが、種の勢力争いはすごい。オドリコソウにしてもずっとたくましいのに、その繁殖力はヒメオドリコソウには及ばない。ブラックバスのような閉鎖水域での影響ほどではないが、身近な植生や風景の変化に驚き、これが自然なのかとも思った。
いまや至る所に大発生しているあのセイタカアワダチソウも、思えば会津では昭和五十年代前半にはまれであった。修学旅行の車窓観察から、明らかに西へ行くほど多かったことを覚えている。実はセイヨウタンポポやヒメジョオン、春一番に咲くオオイヌノフグリも帰化植物だそうだ。もっとも、そんな人間の分類など植物にとっては関係ない話だが、種の勢力争いはすごい。オドリコソウにしてもずっとたくましいのに、その繁殖力はヒメオドリコソウには及ばない。ブラックバスのような閉鎖水域での影響ほどではないが、身近な植生や風景の変化に驚き、これが自然なのかとも思った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます