東北地方も梅雨が明けた。
若松もきのうは36.5度、昔はなかった気温だろう。
梅雨明けと聞くと、いっそう暑さが感じられる。
きのうは、そろそろチョウトンボが発生したかと、自称トンボ池に行ってみた。
池はスイレンが美しく咲き、黒いチョウトンボがアシの間をひらひらと舞っていた。
ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、チョウトンボなどが賑やかに飛び、クロイトトンボ、オゼイトトンボが盛んに連結産卵していた。まさにトンボ天国だった。
【ショウジョウトンボ♂】
チョウトンボの翅は普通は濃青藍色、ときどき黒色の個体もみる。金色に光っている黒いのは産卵しているから♀のようだ。
反射角度により、金属光沢の翅も飛び方もチョウのようだ。翅の先端は透明で、色の部分の広さは個体差がありそうだ。
ときどき、尻尾をあげて逆立ちをするトンボをみかける。これは、直射日光が当たる面積を少なくする体温調節の知恵らしい。
チョウトンボの飛翔を観測していたら、尻尾を垂直に立てながら飛ぶチョウトンボを見た。
初めて見る滑稽な飛翔だった。
【尻尾を垂直に立てながら飛ぶチョウトンボ】
帰りに別の環境の場所に寄ると、ぬかるんだ農道でアマゴイルリトンボが盛んに産卵していた。干え上がったらどうするのだろう。
【アマゴイルリトンボ】
産卵
連結
モートンイトトンボの棲む田は水が抜けていた。ついこの前まで泳いでいたイトトンボのヤゴやオタマジャクシはどうしただろう。
ここで、珍しいムラサキシジミをみつけた。田の畦の脇のミズナラの林だ。
食草はコナラ、ミズナラなどで、成虫で越冬する。
会津では初めて見るチョウにとんなところで会えた。
ムラサキシジミ
なかなか翅を開いてくれず、裏面は地味な模様のねずみ色、飛ぶとき美しく見える美しいルリ色を撮ることは出来なかった。
炎天下は避けたいが、体調に留意して、汗びっしょりになって里山を巡ってみたい。
ご無理なさいませんように。
チョウトンボ自体も私は初めて目にしますが、尻尾を上げて飛ぶ姿には、「あ~、ほんとうだ」と思わず声が。
いろいろな知恵を身につけて生き抜いているのですね。
何もわからないながら、身の回りのこうした生き物の姿に目を凝らす機会が増えたような気がします。
飽きもせずに自然の中でリラックスしています。
今日も、健康のための里山巡りと言い聞かせて,歩いてきました。汗びっしょり、シャワー、たまには昼からビール。天国です。
でも、いつの取り戻した健康を忘れません。
虫たちの営みを、愛おしく見つめる毎日です。