エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

新しい春に羽ばたきたい

2007-03-06 | 日々の生活
  「よく見ればなずな花咲く垣根かな」 は芭蕉の句。よく見れば土手にナズナ、ハコベがちっちゃな花をつけている。何とも言えない温かい、優しい春の訪れだ。散歩の畑の道に佇みこれから始まる新しい季節を思った。
 寒さに閉じこもった生活を抜け出し、大空に背伸びする。これから新しい明日が始まる、身体の動きは多少不自由だが、気持ちはそう思いたかった。とかく沈みがちな気分を払拭し、新しい気持ちで生活していきたいと思った。
 春はやはり1年の始まり。新しい年の始まりは正月より3月、4月だと思う。冷たい、暗いイメージの動きのない冬と言う季節から、新しい命が生まれ出ずる春へ。北を目指して飛び立つ水鳥たち、卒業して新天地へ旅立つ若者の出発の春だ。
 悩みを抱き内へこもる生き方は嫌だ。新しい春に、勇気を持って羽ばたきたいと思っている。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿