毎朝,俳句のブログ「千曲川歳時記」を開いている。
今朝のabenakaさんの句「寂寥や人の少なき枯野原」から連想、
信大の寮歌「春寂寥」を思い浮かべYouTubeで聞いた。
https://www.youtube.com/watch?v=ryeAgRe8-RM
万感胸に迫り、久々に涙がこぼれまた。秋だからだろう。
ところで「寂寥」は季語なのか? 私には春か秋が浮かぶがそうではないようだ。
また、「寂寥」というと、もう少しすると黄金に染まる落葉松を連想する。
例年、黄に染まる山道を歩いている。ころあいを見て訪ねたい。
落葉松に寂寥という言葉あり
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午前10時、無風快晴の中、翁島へ向かった。ハクチョウに再会したかった。
途中、誰もいない枯野原には、終焉を迎えるアキアカネ、ノシメトンボが元気に飛んでいた。
絶滅が危惧されるコバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボトンボと別れを告げたかったが、いずれもの姿は見られなかった。
ヒメアカタテハ
オオウラギンスジヒョウモン アキアカネ ヤマトシジミ
ノゲシ オオアオイトトンボ♀
カンボク ミヤマガマズミ ニシキギ
ハクチョウ飛来から約2週間、観光客で賑わう長浜にはオナガガモが相変わらずパンくずをねだっていた。
まだ他のカモ類は見られなかった。また、いつも群れているはずの翁島の田にもハクチョウはいない。
オナガガモ 長浜
湖沿いの道をハクチョウ浜へ向かうと、所々アシの間から数羽のコハクチョウが見えた。望遠を持たない移動で残念だった。
右にダイサギ 向こうにカワウ
アシの茂る藪を湖水に近づく途中でぬかるみに足を取られてしまった。
尻餅をつき、左手首で支えようとして腕時計もろともヘドロの中に突っ込んだ。
ヘドロのにおいが耐えられなかったが幸いカメラは無事、長靴も寸前でセーフ。
ハクチョウさんがすべてを見ていたようだ。
ハクチョウに別れを告げ戻ろうとすると、追いかけるように集団で湖水をすべった、
何とか姿勢を直して、優雅な舞いをカシャ、カシャ。
ウマノアシガタ ミゾソバ
まだ水鳥たちの飛来数は少ない。これからが渡りの本番だろう。
雪が積もってのシーズン、お気に入りの崎川浜を何度も訪ねることになるだろう。
今日の一句 (思いが狭いか?)
撮るものとてなき里山のススキの輝き
里山に蜻蛉の誘う哀れかな
寒々と芒野の道 一人行く
磐梯を仰ぎて憩えコハクチョウ
撮るいのちススキとトンボとコハクチョウ
小生の思いは、川柳と言ったところでしょう。
いろいろ教わり嬉しいです。
昨日、炬燵を作りました。
まっちゃんの今日の一句にも寂寥感が伺えます。ただ、俳句として鑑賞すると、季語のダブりもありますから、詩としてまとめられたら良いと思いました。