市内唯一の生息地、ヒメシロチョウが危ない。
心配していたが、このところ梅雨の雨に出かけなかった。
風が強いが、久々の晴天に様子を見に出かけた。
土手は寂しかった。もちろんヒメシロの姿はない。先月末、数頭を目撃した。
しかし、個体数は例年に比べとても少ない。第3化の様子を見てみるしかない。
昨年の第3化個体はほとんど見なかった。異常気象も影響があったかも知れない。
案の定、今年春は少なく、当然ながら夏も極端に少ない状態だった。
何が原因だろうか。 この土手の一斉の草刈りが問題と思っている。
6月始めの草刈りも、ツルフジバカマの群落を2個所残してもらった。
でも、ときどき観察する残された草むらは、間違いなく他の虫たちにもオアシスとなっていると思う。
6月末見たヒメシロの数頭の産卵もここだった。功罪両面あると思うが、一つの生物種が絶えるかも知れないのだ。
チガヤ ベニシジミ
きれいなオトギリソウの仲間 ♀♂モンキチョウ
ツルフジバカマの間に シオカラトンボ ♂
がっかりしながらも気を取り直し、隣町のヒメシロチョウの様子を見に行く。
夏型の残り数頭が産卵していた。この里はしばらく安泰と思っている。
秋には、例年通りに地元小学生に訴える授業を計画している。
ソバ畑の脇にクサフジ、
ネムノキ
咲き始め オナガシジミ
一度、ハラビロトンボの成長を鳥瞰してみたいと思っている。
成長の期間におおきな幅があり、いろいろな成熟の度合いを見るのは楽しい。
羽化したばかり
交尾時間は短いようだ。
F地点へ そろそろチョウトンボ、コバネアオイトトンボの様子を見に。
チョウトンボは水面を離れて、池の周囲の林に乱舞していた。
♀
♂ ♀
ギンヤンマ産卵 ショウジョウトンボ♀
ミドリヒョウモン
マユタテアカネ キタキチョウ
コバネを探すも、全てオオアオイトトンボだ。アオイトトンボも発生は遅いようだ。
美しすぎるアマゴイルリトンボ
羽化直後のオニヤンマの羽化に遭遇
ヤゴ抜け殻4つ発見
里山にも夏の装い漂う。 (2019.7.10)
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