エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウトンボ乱舞

2019-07-10 | 自然観察

市内唯一の生息地、ヒメシロチョウが危ない。

心配していたが、このところ梅雨の雨に出かけなかった。

風が強いが、久々の晴天に様子を見に出かけた。

土手は寂しかった。もちろんヒメシロの姿はない。先月末、数頭を目撃した。

しかし、個体数は例年に比べとても少ない。第3化の様子を見てみるしかない。

昨年の第3化個体はほとんど見なかった。異常気象も影響があったかも知れない。

案の定、今年春は少なく、当然ながら夏も極端に少ない状態だった。

何が原因だろうか。  この土手の一斉の草刈りが問題と思っている。

6月始めの草刈りも、ツルフジバカマの群落を2個所残してもらった。

でも、ときどき観察する残された草むらは、間違いなく他の虫たちにもオアシスとなっていると思う。

6月末見たヒメシロの数頭の産卵もここだった。功罪両面あると思うが、一つの生物種が絶えるかも知れないのだ。

 

チガヤ  ベニシジミ

きれいなオトギリソウの仲間 ♀♂モンキチョウ

ツルフジバカマの間に シオカラトンボ ♂

がっかりしながらも気を取り直し、隣町のヒメシロチョウの様子を見に行く。

夏型の残り数頭が産卵していた。この里はしばらく安泰と思っている。

秋には、例年通りに地元小学生に訴える授業を計画している。

  

  

 ソバ畑の脇にクサフジ、

 ネムノキ 

咲き始め  オナガシジミ

一度、ハラビロトンボの成長を鳥瞰してみたいと思っている。

成長の期間におおきな幅があり、いろいろな成熟の度合いを見るのは楽しい。

羽化したばかり 

    交尾時間は短いようだ。 

  

F地点へ  そろそろチョウトンボ、コバネアオイトトンボの様子を見に。

チョウトンボは水面を離れて、池の周囲の林に乱舞していた。

♀  

 ♂ 

 ギンヤンマ産卵 ショウジョウトンボ♀

ミドリヒョウモン  

マユタテアカネ キタキチョウ

コバネを探すも、全てオオアオイトトンボだ。アオイトトンボも発生は遅いようだ。

     美しすぎるアマゴイルリトンボ

羽化直後のオニヤンマの羽化に遭遇

    ヤゴ抜け殻4つ発見

 

里山にも夏の装い漂う。      (2019.7.10)

 

 

 

 


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