エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

 自然の中にこそ ビオトープ必要

2017-06-29 | 環境問題

 

 我が家から自転車で約10分、田んぼの一角にレンコン池がある。ここは素晴らしいビオトープだ。

  先日、例年梅雨時に発生するモートンイトトンボを撮りに出かけた。

  美しいオスは、胸部が淡黄緑色で黒色の条斑があり、腹端はあざやかな橙黄色。橙色の未成熟のメスもスイスイ飛び交っていた。

  この折りに、ルリ色の宝石のような目をしたアマゴイルリトンボを発見し嬉しかった。福島、新潟、山形、長野の4県にしかいない希少なトンボだ。

 この池ができて10年程になるが、すぐにいろいろな生き物が棲みついた。

 ビオトープとは本来、生き物の住む場所というドイツ語の合成語である。

 一時、自然環境教育教材として都会の学校に広まった。その意義は確かに大きい。

 でも、生態系や生物多様性の危機にある現在、より豊かな自然の残る里山にこそビオトープが必要と考える。

 池の周囲の多くの休耕田に、第2,第3の水辺環境を作ることはできないだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   

  モートンイトトンボ ♂ 

  ♀   抜け殻 未成熟♀   ♂ ♂  未成熟♂  未成熟♀

    アマゴイルリトンボ   ♂ 連結 

 交尾 

   

   オオアオイトトンボ

 エゾイトトンボ  クロイトトンボ

   ハラビロトンボ

ハラビロトンボ単独で産卵 エゾイトトンボ産卵 

アジアイトトンボ交尾

 アジアイトトンボ未成熟♀  ♂の頭がない

 ウラギンヒョウモン初見       アカタテハ産卵 イラクサギンイチモンジセセリ モンシロチョウ ソバの花 

 ♂  ヒメシジミ♀

  

 ヨツボシトンボ   シオヤトンボ  

  

    クララ咲く オオルリシジミを思う

    

 

 

 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビオトープ (sasanoha7920)
2017-07-02 13:53:04
戦前私が子供の頃、トウセミと云ってました。陸軍騎兵隊?の練習場だった戸山が原(淀橋区戸塚町3丁目今の新宿区高田馬場)に原っぱとクヌギ林の間にクリーク(深さ40㎝で中に入った記憶は有りません)が有りました。丁度写真のレンコン池位の広さだったと思います。これがビオトープになっていたのですね。クリークにはゲンゴロウやアメンボウ、タガメも、トンボも産卵に来て尻尾で水面を叩く姿が有ったと記憶しています。駆けずり回った広い原っぱには、源氏バッタと小さなトウセミトンボがいました。大きなトンボは追いかけたりした事が有りますが、小さなトウセミだけはしゃがんでジッと目で追いかけていた、遠い昔の戸山が原は子供達の楽園だったのです。勿論今は公園、運動場、と高層ビル立ち並ぶ区域に変わりましたが。
沢山のトウセミの写真を有難うございます、是非共守って下さい、会津のビオトープを・・
返信する
トウセミ・・・sasanohaさん (会津マッチャン)
2017-07-02 17:05:02
戦前は大都会も自然豊かな環境だったのでしょうね。
イトトンボの仲間をトウセミとと呼んでいたのですね。
初めて知りました。
小さい時の豊かな懐かしい記憶が甦ってよかったです。
会津も都市化が進み、チョウやトンボが少なくなってきました。でも、周囲の里山には未だトウセミがひっそりと飛んでいます。いつも希少なトンボたちを守ってやりたい思いでいっぱいです。
返信する

コメントを投稿