
馬齢を重ねるとは俺のことか。いろいろ考えさせる4月3日を迎えた。
誕生のお祝いではあるまいに、市から介護保険被保険者証が届いた。
併せて7月からの介護保険料の案内、高くて驚いている健康保険に加えて・・・。
わずかな年金・・・、やりくりは辛い。
長く生きると言うことは、お金がかかることだとあらためて実感している。
九死に一生を得て、新しい日々をスタートしてから8年、そのときの気概はどこへ行ってしまったのだろう。
家族のお祝いはありがたいが、これまでの自分の無意味な人生を振り返るとき、嘆かわしく情けない思いだ。
大病後もしかり、多くは気力に欠ける日々ではなかったか。後悔先に立たずで、自業自得の今なのであろう。
でも、静かに考える節目に思う。普通の生活が出来る健康体に戻った今、もう少し生きてみたいと。
大震災の被災者、原発の不安がこころをよぎる。あまりに小さい自分の悩みであることかと。
グレープの「無縁坂」が好きだ。曲もいいが、歌詞が胸にしみる。
「無縁坂」 さだまさし作詞・作曲
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母がまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登るたび いつもため息をついた
ため息をつけば それで済む
後だけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった
運がいいとか 悪いとか
人は時々口にするけど
そういうことって確かにあると
あなたを見ててそう思う
忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生
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http://www.youtube.com/watch?v=hKHL_A5kRHM&feature=fvwrel
この母のささやか人生を静かに考えている。そして、教えられた。
たまにため息をつくのはいいだろう、
でもしばし後ろ向きでなく、前を見ていきたいと。

つい暗く、沈むこともあります。反省です。
《全てを受け入れ、前向きにこれからの人生明るく過ごしたいと念じております。》
おっしゃるとおりです。「元気に、つとめて明るい人生を」と願います。
誕生日雑感を追記しました。