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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
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「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
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「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」
「桜の木」
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「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「色の白いは七難隠す」について考える

2011-04-14 11:22:30 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

(いろ)の白いは七難(しちなん)隠す

肌の色が白ければ、少しくらいの欠点は隠れて、美しく見える。

大辞泉

では、「七難」とは何でしょう。もともと仏教用語で「七種類の災難」という意味だそうです。

これは宗派により異なるようです。

例えば「法華経」で次のようになります。

Photo_5        火難:火による災難。火事。

        水難:水による災難。洪水・溺死(できし)・難船など。水禍。

        羅刹(らせつ)難:人を食うといわれる悪鬼に会う。

        刀杖難:刀と杖。また、刀剣類による難。

        鬼難:隠れて見えないもの。鬼による難。

        枷鎖(かさ)難:我見(がけん)など無形の束縛。

        怨賊(おんぞく)難:人の命を害し、財をうばう者。盗賊。強盗。

また薬師経には次のようにあります。

          人衆疾疫難(にんしゅしつえきなん):人々が伝染病などの流行に悩まされる難。

          他国侵逼難(たこくしんぴつなん):他国から侵略される難。

          自界叛逆難(じかいほんぎゃくなん):自国内で反逆、同士打ちが起こる難。

          星宿変怪難(せいしゅくへんげなん):星宿の変怪する難。

          日月薄蝕難(にちがつはくしょくなん):太陽や月の光が薄れたり欠けたりする難。

          非時風雨難(ひじふううなん):時期はずれのときに激しい風雨のある難。

          過時不雨難(かじふうなん):降るべき時節に雨の降らない難。

「仁王経」では、

          日月失度難:まず太陽や月の運行が通常と異なり、寒暑の時節が逆になり、あるいは太陽の色が赤色になり、黒色になり、あるいは一度に太陽が二つ以上見えるようになり、あるいは日蝕で太陽も光がなくなったり、太陽の周囲に環状の暈(かさ)が何重にも現たりする難。

② 星宿失度難:火星、水星、風星、北斗(北斗七星。国の兵乱を予告するとされる)、五鎮の大星(木星・火星・金星・水星・土星)、一切の国主星、三公星(三つの星、天子を補佐する三大臣に擬した)、百官星等々の多くの星が、それぞれ異常な現象を起こす難。

          災火難:大火が国を焼き、万民を焼き尽くすであろう。あるいは鬼火、竜火、天火、山神火、人火、樹木火、賊火が起こるであろう。このような怪現象難。

          雨水難:大洪水が起きて、民衆を押し流し、時節が逆転して、冬に多くの雨が降り、夏に多くの雪が降る。冬に雷が鳴り、夏の六月に氷や霜や雹が降り、赤水、黒水、青水を降らし、また土や石を山ほど降らし、砂や礫や石を降らす。河は流れが逆になり、山を浮かべ、石を流すほどの大洪水となる。このような異変。

          悪風難:大風が起こって万民を吹き殺し、国土、山河、樹木が一挙に滅び没する。時節はずれの大風、黒風、赤風、青風、天風、地風、火風、水風が吹きまくるであろう。このような難。

        亢陽(こうよう)難:天地、国土が大旱魃のため乾ききり、天地も国土も猛烈に暑く、大気は燃え上がらんばかりで、多くの草はみな枯れて、五穀は実らず、土地は焼けただれて民衆は滅尽するであろう。このような異変。

          悪賊難:四方の他国の賊が来て国を侵略し、国内・国外の賊が出没して、火賊、水賊、風賊、鬼賊があって民衆は荒れて乱れ、戦乱の時代になるであろう。このような異変。

ただ「色の白いは七難かくす」という場合、「七」は「たくさん」、「難」は上記のような大袈裟な災難でないことは明白です。つまり、「欠点」の意味で、「七難」は「たくさんの欠点」となります。

「七」とは、「七転八倒」や「七面倒くさい」などの時に使われる「多く」と言う意味の「七」です。

Photo_4 「七難」の欠点については具体的に決まっているわけではありません。さしずめ、性格、健康、知恵、教養、躾、器量、声・・等、本人(女性)に固有の事柄に対して、多少劣っていても、評価基準が甘くなると言うことでしょう。

それほど、昔は色の白い女性が少なかったということでしょう。家の中に閉じこもって生活はできませんし、日焼け止めクリームもありませんでしたから・・・。

「髪(かみ)の長きは七難(しちなん)隠す」という言葉もあります。

女性の長い髪は、他の多くの欠点を隠す。昔は髪の長いことが美女の条件であったところからいう言葉です。

Photo_3

したっけ。




コメント (6)
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「笑うという字は何故竹冠か」について考える-追記-

2011-04-14 11:04:46 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

11hiroyuki200807  昨日の記事の補充です。

「笑」は、竹櫛を頭に刺して巫女が舞う姿だという説もありますが、成り立ちからしてありえないので、追記します。

第一、神聖な巫女を見て笑うわけがありません。

したっけ。

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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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