年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

大正7年10月21日読売新聞

2007年08月07日 | べったら市
大正7年10月21日読売新聞
浅漬の美しく食べる方法
指原乙子女史談
お漬け物の美味しいのが無くてはなりません。あさ漬は大樽に70本位漬けなければならないので、チョト素人には面倒ですが塩二升をいれ、水が上がったら捨てて漬けて置きます。ことに美味しくするには麹10枚、塩一合それに加えザラメ砂糖200匁位入れれば結構です。大阪漬は大根の茎と葉を離し、一尺二三分の輪切りとし、葉のほうは細く刻んで大根と混ぜ。塩を握り振りながら漬けます。また漬菜は茎や葉の泥を良く洗い水気を取り小樽にいっぱいなら、一握りの塩を振りながら漬けまして、塩の分量は10株に対する三分。水が上がったら塩を軽くし二晩位経てば食べられます。冬まで持たせようとするとならば塩と糠を入れます。

江戸時代でも明治でも戦争前は漬け物は基本的には購入するものでなく各家々で造る物でベッタラだけ大量に作ると変質するので買う必要があったのではないでしょうか。

コメント (1)
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