年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

大正14年10月16日読売新聞

2007年08月23日 | べったら市
大正14年10月16日読売新聞
あさ漬が高い
買う人は注意は注意
19日がべったら市
この19日はが例年通りベッタラ市で江戸っ子がお待ちかねの浅漬が売り出される。
 気候のかげんで本年大根の出来ばえが思わしくないので高く昨年百匁18銭であったものが本年は22銭から高い所で25銭にも売っている浅漬は善悪の種類が多く麹と砂糖で漬けるべきところをサッカリンで間に合わせた。かなり信用のある問屋でさえ平気でやっている。サッカリンを使ったものはチョッと苦味をおびた上に甘すぎる嫌いがあるから素人にも注意すれば発見することが出来る。

 この時はサッカリン使用は違法であったのにサッカリンをどうして手に入れることが出来たのでしょうか。80年も前の話です。

コメント
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