年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

大正15年10月20日読売新聞

2007年08月25日 | べったら市
大正15年10月20日読売新聞
19日午後8時日本橋大伝馬二丁目電車通りのべったら市に府下野方町のxxと同人弟00がサッカリン入りの浅漬一樽を売却したのを堀留署員が発見し、残り5樽を取り上げ両人を取調べ中。

大体、明治34年以後サッカリンを販売用食品に添加するのは違法なのにどうして使用するのだろうか。時代的背景を詳しく知らねばならない。当時のサッカリン取締りの法律は個人で使用する場合は所持禁止でなく、サッカリンを手に入れることが出来る人(糖尿病等の医療目的で処方された人)から貰ったか購入したのと思われる。政府が砂糖消費税収を上げるため、サッカリンを取締っていたのである。
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