年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

白石孝著  日本橋堀留 東京織物問屋史考より2

2007年08月29日 | べったら市
白石孝著  日本橋堀留 東京織物問屋史考より2
べったら市の歴史を調べると関東大震災の前と後では明らかに街の風景の変化とべったら市が変質した気がする。街の変化が恵比須講の市から単なるイベント的になって行った気がする。
 新聞記事も少なくなり露店の数などの報道もなくなり、記事の隙間の埋め合わせとなった気がする。昭和の不景気は祭りの報道も消されたのだろうか。
 関東大震災によって江戸時代から続いていた大正末期から昭和にかけて和装から洋装に変化したのではないのだろうか。一般には白木屋デパート火災から変ったと言われるが最近の話ではあまり関係ないという説となっている。
 戦後でも家庭で和服を作る女性がいたし、和装は戦前では女性が自分で仕立てていた人が多かった気がする。箪笥の肥やしと言われても和服は何度も仕立て直し出来ていた。
 今では和装は結婚式や成人の日の服装となってしまって、多くの和装の関連業者の淘汰で少なくなっている。江戸以来の『衣』を扱う商人の祭りであったべったら市がどう変化していくのだろうか?
コメント
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