年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

旧盆休み

2007年08月13日 | 築地市場にて
旧盆休み
昔はといっても商店が繁盛していたときは旧盆にはほとんど商店が休みでした。今では年中無休のスーパーやコンビニで育ちすぎた胡瓜の販売先となります。昭和30年代はこの時期になると漬け込みの胡瓜が大量に入ってきて漬けていました。なら漬用のシロウリの種取は大変でした。下粕を漬けて樽に詰ます。4斗樽(約60L入り・60kg)に入れて、鏡蓋を打ち付けて何段にも重ね積み上げます。沢庵と違って重石はありません。もう50年も昔の東京でなら漬を造っていた時の話です。今では人件費や環境問題(主として排水問題)で東京では漬物製造には向きません。何れ消えるでしょう。
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