年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

佐倉義民傳を観に行く 3

2010年06月12日 | 宅老のグチ
今の時代に佐倉義民伝の様々な意味を伝えるにはどの様な面を強調するのが感動を与えるのだろうか。食料自給率40%の日本で何で現在の事情を表現するのが適正か。自由化すれば安い農産物が日本に入って一時的には消費者は喜ぶだろうが破壊された日本農業は荒地を招き、世界的食料生産が不安定になった時、日本は金があっても食料を得ることが困難となるだろう。なぜなら自国民への供給を抑えても、契約先の日本に食料を送ることは食料生産国内の暴動を招きやすい。これは日本の大正年間に起きた米騒動が思い出される。シベリアに出兵に伴う物価高騰時に富山県魚津港から北海道に米を出荷しようとした光景をみて、富山の女衆が暴動を起こした。このことがきっかけとなって中央卸売市場が構想され、築地市場が昭和10年に開場した。
 劇場をでて渋谷の町に出ると何処に不景気があるかと思われるくらいの平日の雑踏だった。最近の中国の食料インフレが何時まで安価な食品を日本に出してくれるのだろうか。 
コメント
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