年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

26日 築地が一年で一番ピリピリする日

2011年12月26日 | 築地市場にて
クリスマスの商材を撤去して、26日は正月用の食品を陳列する日となる。ところが急に仕事が増えてミスが続発する日ともなる。地方からの配送便も荷割れ(品物が揃って到着しない。一部が行方不明になること)が増え、何回も配送するので効率が悪い。バケツリレーに例えると途中で小休止があったり、連なってバケツが来る状態となる。
 ようやく青果部の駐車場に配送しきれないミカンの箱が滞貨となってきた。この荷も年末には消え、ガランとした築地になる。カラスが餌を探すためかしきりに鳴いて人気のない築地の主となる。
 豊洲移転が順調に行けば、年末の混雑した風景はあと2回しかない。整然とした区画となった豊洲新市場は効率もよく荷捌きは今より早くなるだろう。バタバタした3年は意外と早く終わるかもしれない。
 築地が豊洲へ行って、昭和が歴史になった気がする。すでに豊洲移転のための資料がミカン箱にいっぱいとなり2箱目となる。関連棟の飲食店舗の人達の移転準備はかなり進んでいるようだ。今の築地の勝ち組かもしれない。
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