年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

ならず者国家 Rogue States

2012年02月10日 | 福神漬
アメリカがブッシュ大統領の時、ならず者国家という言葉があった。ペリー来航時にアメリカの国内では鎖国している日本をならず者国家とし、開国を要求する軍隊を派遣する理由とした。太平洋で貿易や漁業を行うアメリカ船員の補給地を求める目的もあったが、そもそも軍隊を派遣することがアメリカ議会で認められたのは日本に漂流したアメリカ船員が日本の残虐な(西洋の感覚で)刑罰を受けてはならないという聖戦という考えがあった。  関門海峡で砲撃を受け、欧米の諸国が連合して、国際規範に従わすため下関を攻撃し、占領した。この後始末を幕府が請負って、不平等が増えた条約を結ぶことになった。明治10年代からこの不平等条約の改正の動きが日本の政治経済の中心となっていった。 一般に不平等条約の内容は関税自主権、領事裁判権,検疫権等の治外法権とされている。日本の刑罰制度が文明国の制度から見ると残虐であると考えられていた。元南町奉行与力の原胤昭が石川島監獄に投獄され、あまりにも西洋と違うことを知り犯罪者更生に向かった。 福神漬の様々なエピソードが明治歴史に影に隠れて見えるのは驚くことである。
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