年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

山くじら

2012年02月28日 | 築地市場にて
安藤広重の『びくに橋雪中』という雪景色の浮世絵がある。この比丘尼橋は京橋大根河岸から200m程の所にあった。広重の絵には『山くじら』と書いたのぼりと『●焼き』というのぼりもある。前者は肉食禁忌のためイノシシのことだった。●は焼き芋の事で十三里とは九里四里(クリより)うまい焼き芋の事である。主に江戸では川越産が有名だった。
 比丘尼とは通常は尼さんの事を言うのだが当時はこの付近に年増の娼婦が立っていた。
さて『くじら』だが最近海外の人達の目くじらでアマゾンが通信販売を止めたという。言葉の豊富な日本はこれから『山くじら』がどの様になるのだろうか。
 くじら幕というのもある。くじら尺とうのもあった。最近築地でもクジラは高くて『すしざんまい』でもマグロのトロより高い気がした。
 こうなったら『丘くじら』ブタ。『原くじら』ウシ。イルカいないか築地のくじら。どうだアマゾンで『目くじら』でも通販したらどうだろうか。
コメント
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