福神漬のことを調べると必ず日本郵船の欧州航路でカレ-ライスに初めて福神漬が提供されたとなっている。このことから郵船の図書室には多数の海事関係蔵書のなかにカレ-ライス関係の本が数冊ある。ここ数年検証をしたところ通常の三菱・日本郵船と福神漬缶詰との関係は普通ではなかったことが感じる。明治15年頃の三菱に対する政府の圧力が高まった頃、福神漬が岩崎邸付近の上野で誕生しました。当時は酒のつまみとして福神漬を食べていた記録があります。明治18年10月、福神漬の命名があったころと同時期日本郵船が発足したのでした。
明治期の郵船の海外航路に和風の食品を積載することが少なく福神漬の印象が強かったと思われます。
明治期の郵船の海外航路に和風の食品を積載することが少なく福神漬の印象が強かったと思われます。