年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

大根の衰退

2021年09月25日 | 宅老のグチ
予想通りに秋野菜が高騰しているが、大根だけ不作でも価格高騰の仲間外れのようだ。全体に三大重量野菜と言われるキャベツ・白菜・大根があるがどれも低迷していると感じる。農家が高齢化していて、重い野菜は作付けが減りつつある。そこで季節労働者の助けがいるのだがコロナで外国人が確保できない。
 さらに円安ということで、日本に来る外国人の質もバブルの昔と比べて劣っているようだ。前の時の経験で本当に目的があって日本に来ていて、次を見ていた気がする。今は単なる出稼ぎという感じがする。
 練馬大根は太く長く、畑から抜くには力が必要だった。今は青首大根がほとんどで、青い部分は土から出ていて、白い部分は土の中なので引き抜くのは容易い。大根は足に例えられていて大根足は昔は誉め言葉だったが今では嫌われるようだ。今は細長い足が好まれるようだ。
 世界で日本ほど大根の品種、量の多い国だ。今回の大根の価格低迷はサンマの不漁でおろし大根需要が消えたという。飲食店需要がないということ。どうもテレビ局のコロナ下の安直な取材姿勢が見える。中国から生大根がどのくらい日本に入っているか知らないだろう。日本の大根種子で中国で栽培されている。日本は種子特許の考えが薄い。

コメント
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