年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

豊洲移転後の初めての豊洲市場祭り2024・11・3

2024年11月03日 | 築地市場にて
豊洲市場へ移転して、6年ほど経って、落ち着いてきてようやく東京都が豊洲市場祭りを11月3日に開催する。21号台風の余波で、日本全国が雨になった2日が過ぎて、今日の予報はまずまず。
 思い出せば2016年5月3日に移転前の最後の市場祭りがあった。この時の翌日の報道によると、15万人という。記憶にある築地市場祭りは第1回目が最高の人出だった記憶がある。築地市場は表向き法規制の問題で、一般人が自由に市場内を徘徊することは業務の妨げになるし、ターレ-の動きに慣れないと事故を誘発し、東京都の危機管理の問題となる。それゆえ市場祭りは堂々と入り見学することが出来る。特に道路交通法で禁止されている、ターレ-の荷台に大人と子供だ乗って、広い築地市場内を走行していた。普段は荷台には表向きには荷物しか乗れない。豊洲市場での最初の死者はタ―レ-に載せてもらった人がカ-ブで振り落とされて、打ち所が悪く亡くなった。築地より広い豊洲はスピ-ドを出しすぎる。移転当初の事故に対するピリピリ感がやっと市場祭りの東京都からの要請があったと思える。何しろ東京都中央卸売市場会計は存亡の危機がある。量販店の拡大で法規制の中での中央市場の存在を問われている。何か物流タ―ミナル化していて、東京都の関与が問われている。学者たちは規制緩和というが食文化の日本を支えているのが東京の中心の市場という江戸時代からの自負があると気概をいつも感じていた。特に水産仲卸が部会が細かく分かれていて、すべての人・会社が日本の代表的な指標となっている。従って業種の栄枯盛衰が目に見える。食の変化でかまぼこなどが落ち目となってしまった。保存食だった干物も低温輸送と冷蔵庫の普及で落ち目、そこから魚離れとなってしまった。今の東京都の魚屋さんの純粋な組合員より豊洲の水産仲卸の方が数が多い。びっくりした。

 明日の報道で何万人となるのだろう。ロスのドジャーズの祝賀会パレ-ドを22万人を超す大本営的過大数が出る気がする。
コメント
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