年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場の移転の後に何が来るのか

2014年01月16日 | 築地市場にて

あと少しで築地市場が場外市場を残して消える。広大な跡地は交通の便も良いのでどのような業者でも使えるだろう。1月15日の日本経済新聞でNHKの放送センタ-が老朽化したので20年頃着工するため、毎年80億円ほど貯金をするという記事があった。
 都心でNHKの業務に対応する候補地は少ない。さらに築地市場が移転し、18年には跡地の遺跡調査のめどがつく時期でもある。どうやらNHKが築地に来るといううわさは本当になるのだろうか。
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今度の都知事選では

2014年01月15日 | 築地市場にて

今度の都知事選の候補者が出揃ったようだ。しかしここ何回の選挙の争点となっていた築地市場の移転の問題は消え去って、候補者も築地に来ないだろう。月末になれば一部の建物が着工となりようやく築地の終わりが始まる。場内の一部が建設遅れの影響があるようだ。
年寄りだらけの候補者で若い有権者の気になる方針が出るのだろうか。
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たくわん色

2014年01月14日 | 宅老のグチ

韓国のフィギュァの選手の衣装が『たくわん色』と表現されて書かれていた。漬物のたくわんは大根に含まれている辛味成分が時間の経過で黄色く変化する。人工着色料のない時代は『うこん粉』を使って着色していたときもあった。
 この着色という行為が広まったのは戦前の軍隊に納品している業者から始まった。戦前のたくわんを販売している業者は納品先が軍隊とか工場の寮しかなく、ほとんどの家庭では自家でたくわんを漬けていたという。都会でしか漬物を購入することはなかった。江戸では練馬の農家が肥料となる下肥(人間の排泄物)と交換で家庭に納品していたという記録がある。(練馬農業協同組合史)
 韓国にたくわん漬が普及したのは日本人が多数住み始めてからという。それでも日本語にない発音のため気がつかない人もあるだろう。それだけ浸透しているともいえる。
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121万人

2014年01月13日 | 築地市場にて

新成人が121万人で昨年生まれた子供が100万人という。差引20万人減少。海外からの日本移民は在日韓半島人への対応を見ると今後大規模な移民政策はとれないだろう。ということはこれから戦後生まれの人たちが健康でなくなる時期に食のマ-ケットが激変するだろう。平成22年度で日本の男性の平均健康寿命が70才強であった。ということはあと数年で大量の男性が介護を必要になることとなる。これは食の世界を激変させる。家に一人でも介護を必要とする人がいれば数人が生活のパタ-ンを変更することとなる。特に徘徊は大変で心の休まることがなく、通販が頼りとなるだろう。体に取り付けられて、位置情報が介護者にわかるときまで気が休まないだろう。
 老後を快適にすごさせる美味しい塩分の漬物が開発されない限り、栄養士のメニュ-から漬物が外されるだろう。
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中央区の図書館の新システム

2014年01月12日 | 築地市場にて

新しくなった図書館借り出しシステムで初めて利用した。セルフサ-ビスの借り出しで
予約した本を印字し、棚を捜し、借り出す。慣れるまで大変かもしれない。借りた本は明治初期の不平士族のことを書いてある。1月はこの本から始まる。
 昨日の酒酔い勤務の後では体調が良くなく、頭が動かない。1月の市場は31日のうち11日休市となる。
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食需要の急拡大のあと

2014年01月11日 | 宅老のグチ

年明け、山形の漬物製造者が民事再生法を申請した。この業者は少し前ブ-ムとなった漬物を製造していて設備増強の投資を行った。しかし需要が減り、投資負担が重くなり民事再生を申請したという。食の世界ではよくあることで築地でもテレビに出たとたん行列が出来、普段から利用していている人が他の店を利用することとなる。いつか行列が他の店に移り、元の利用者が戻ればよいのだがそうならないのが普通である。築地市場の飲食店は東京都の審査があり新規はほとんどない。そのため行列が消えてもすぐに元に戻る。しかし場外市場の栄枯盛衰は激しい。
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日本郵船図書室で

2014年01月10日 | 築地市場にて
福神漬のことを調べると必ず日本郵船の欧州航路でカレ-ライスに初めて福神漬が提供されたとなっている。このことから郵船の図書室には多数の海事関係蔵書のなかにカレ-ライス関係の本が数冊ある。ここ数年検証をしたところ通常の三菱・日本郵船と福神漬缶詰との関係は普通ではなかったことが感じる。明治15年頃の三菱に対する政府の圧力が高まった頃、福神漬が岩崎邸付近の上野で誕生しました。当時は酒のつまみとして福神漬を食べていた記録があります。明治18年10月、福神漬の命名があったころと同時期日本郵船が発足したのでした。
 明治期の郵船の海外航路に和風の食品を積載することが少なく福神漬の印象が強かったと思われます。
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帰り荷

2014年01月09日 | 築地市場にて

築地に秋田から毎日トラックが昼にやってくる。築地から青果物を積んで仙北市までもって行くようだ。東京からガソリンを使って秋田までと思うが安定した定期荷物は運送業者には助かるだろう。飛行機でも乗客がなくても飛ばさねばならないときがある。帰りの荷物が安定していることが重要となる。
 行過ぎた帰り荷は中国のアヘンだろう。イギリスの茶需要が多くなったため、片貿易となったため、アヘンという麻薬を中国に売り込み収支を均衡とした。地方の活性化で6次産業を想像するというが前例が好きな行政に前例のない創造が簡単に出来るのだろうか。大分の一村一品運動『梅栗植えてハワイに行こう』で多くの漬物が作られたが今でも盛況となっているのが梅干では一件しかないと言う。
東京から商品は地方に情報として流されるが地方から東京に流れる帰る情報がまだ少ない。
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真っ直ぐな大根だらけ

2014年01月08日 | 築地市場にて

築地市場に入荷する大根は真っ直ぐなのしか入ってこない。漬物用の大根は特に干し用の大根は折れていなければ多少曲がっていても使うことが出来る。どのような理由かわからない形状の大根も畑で取れることもある。最近の種屋の努力というか変な形の出現率は下がっているようだ。市場に整った形の野菜しか現れないのは不自然でこれは全て販売者の効率を追及した形の結果である。
 いつか畑の中で自然が創った造形を画像で展示したい。
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ストーカ-除け神社

2014年01月07日 | 築地市場にて

神社仏閣も営業努力をしなければいずれ競争に負けて衰退してゆく。信者参拝客を増やすため新しい災難を創造する必要がある。ふとそう思った。千葉県に初詣の参拝客が3三百万人を越える成田山新勝寺がある。この神社は今ではよく知られているが江戸時代は隣の火災除け祈願として芝山仁王尊 観音教寺が有名だった。しかし明治時期に鉄道誘致に失敗し、今では無名になってしまった。反対に成田山新勝寺は歌舞伎の市川団十郎と手を結び宣伝歌舞伎を上演して今の興隆をもたらしている。
 江戸時代では神社仏閣の参道で参拝客の物品販売がさかんとなった。この中に漬物がようやく商売として成り立つようになったようだ。縁結びの神社は数多くあるが縁切りの神社は少ない。築地の波除神社はスト-カ-除け神社で発展したらどうだろう。これも今の時代の一種の災難かもしれない。
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カレ-ライスは福神漬が付けば和食

2014年01月06日 | 宅老のグチ

和食が世界文化遺産ということでカレ-ライスが和食か否かの議論がある。一般的に寿司が和食の代表と見ているようだ。ところが海外の寿司屋ではとんでもないものがある。そしてカレ-ライスや焼きソバが好まれているのに和食と見られていないようだ。しかし日本のカレ-ライスはアジアの中では本場ではないと日本人は自覚しているようだ。
 そこでカレ-ライスに福神漬等の漬物が付けば和食とみなしたらどうだろうか。同様に焼きソバに紅ショウガか福神漬が付けば和食。韓国では吉野家の牛丼にキムチが付くので非和食。ラ-メンに紅ショウガを入れれば和食。海外の寿司屋でガリが出なければ非和食、つまり寿司もどき。
 日本の漬物が付くものが和食でつかないものが和食もどきとなる。
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築地江戸村

2014年01月05日 | 築地市場にて

映像で見た方もあるだろうが昨年の初せりでマグロが高価格でせり落とされた。築地市場内のせり場から演出もあるが江戸時代からあった人力の小車にむき出しで生マグロが築地場外市場の寿司屋へ運び出された。これは通常の築地市場の運搬方法である。ところが場内の衛生を監督指導する立場の人達の目には好ましいものと思っていないようだ。日ごろの市場内の講習会では常々日本の食の安心安全を司るという立場から、温度管理から衛生意識を高めるように指導している。
 行政の過剰な衛生意識は時々我々を悩ませる。食の衛生管理ミスに事故が発生すると過剰反応を示す。最近では焼肉屋さんで提供された生ヤッケ、北海道で起きた白菜浅漬からでたO157の事件などがある。行政の衛生管理者の意向では白菜を殺菌洗浄しろという。塩素系の殺菌剤は臭気を取り除くことが難しく、さらに味や野菜のうまみを損なう恐れもある。カット野菜はかなりの時間、洗浄しているので本来の味が残っているか疑問である。
 築地市場の1月5日初セリのマグロ価格は今年の景気を占う。
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正月は築地市場完全封鎖

2014年01月04日 | 築地市場にて

3日昼、食事を取ろうと波除神社の所の門へゆく。いつもなら通用の通りを自転車に乗って通過できるのだが、正月はさらに狭くなっていた。他の門も同様で築地市場完全封鎖ということだ。この理由として考えられるのはすぐに理解できた。門の側にある水産部の発砲スチロ-ルのゴミ置き場が4Mから5Mの高さの山のようになっていて、既にハッポ-処理の人達が働いていた。繁華街の美観を損ねるゴミ処理は喫緊の課題ともいえる。ゴミ持込は築地市場の条例では禁止となっているが有料処理も考える時代かもしれない。飲食店で築地から仕入れた容器を保管する場所はない。特に正月のようにゴミ処理の間隔があくときはなおの事、美観の問題となる。
3日ともなれば、飢えたカラスが築地市場に戻ってきた。食事用の一般ゴミがないかもしれない。ヒッチコックの映画のようにうるさい、ウザイ。やっと正月らしくなった。静穏な築地市場にカラスが目立つのが正月。
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休めると思ったらまた築地へ

2014年01月03日 | 築地市場にて

朝一番に携帯がなり、急遽築地へ出ることとなる。クレ-ム処理ではないので気楽な出動。群馬の農薬事件は最初から労働問題と見ていたが、その後の展開を見ると予想の通りとなっている。既に捜査関係者は目星をつけていると思うがマルハの危機対応が遅れた気がする。
 食事故で一番怖いのは水俣病のような常時摂取していた水や食物が汚染されていたときである。気がつくのが遅く、多数の被害者が出る。豊洲の汚染問題は食物への汚染は市場の商材滞在時間は短いし、発砲スチロ-ル等の容器の発達で問題は生じないか少ないと考える。それでも豊洲汚染の除去する必要性は豊洲で働く労働者が新市場の気密のある空間(温度管理するため)で長時間滞在するため汚染物質で発病する恐れがあるのである。例えが悪いが新築家屋で建材から発生する化学物質で発病する人がいる。
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元日の築地市場周辺

2014年01月02日 | 築地市場にて

今年はどのような理由か築地市場で餌をあさっているカラスの姿が見えない。年賀状を配達していた郵便局員に挨拶。場外市場のもんぜき通りで開店している店は24時間営業の寿司屋だけで前日との落差が激しい。最も築地市場周辺に住んでいる人は少なく、郷里に帰っている人も多い。特に年始の休みは比較的長く休みが取りやすいので少ないかもしれない。1月になればあれほど12月に混んでいても築地は閑古鳥が鳴いている。
 それでも築地場外市場で元日に行列の出来ていたところがあった。波除神社である。場内の水神社には参拝する人もなくひっそり。もちろん場内の飲食店は全部休みのため行列はない。浜離宮の隣のビルにあるコンビニ『ロ-ソン』も3日まで休み。場内で働いている人は少ない。
二日になれば始動していてそこそこの休日並みの車が動いている。今年も無事に一年が終わるように祈る。
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