『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

ラジオへの思い

2006年01月06日 | Weblog
ニューヨークで安田ラジオ(http://www.yasudaradio.com)
という放送局を開局されているAkiさんこと、
(本名:安田明弘さん)とやり取りを通じて
自分にとってのラジオを考えてみた。

そもそもラジオは関わりが深い。
今の仕事である電気設計は、中学生の頃に納屋に転がっていた
埃まみれの真空管ラジオを掃除して、壊れた部品を交換したら
音が出て、電気工学に興味を持ったのが始まりだ。

その後は高専の電子工学科に進み、
実験レポートを作成したり、試験勉強したり、
200ページにも及ぶ通信関係の卒論を書いた時も、
深夜放送を聞きながらやったものだ。

ラジオで聴いた音楽を、自分もやりたくてフォークソングにのめり込み
組んだバンドで演奏した曲を、作曲者のメンバーがラジオ番組に投稿したら
その番組のディレクターに気に入られ、別のコンテスト番組に予選無しで出場、
決勝大会まで進みラジオでオンエアーされた事もあった。
その時に獲得したトロフィーはバンドの仲間が大事に保管している。
バンドは今でも続いていて、かれこれ30年になる。

とにかく僕の人生とラジオは関わりが深い。

ラジオの良さは、沢山ある。
目の見えない人にとって、ラジオは唯一の情報源となる。
ラジオドラマは、テレビよりも想像力を刺激される。

「ながら族」等とかつて言われたように、もう一つのラジオの利点は
ラジオを聴きながら仕事をしたり、運転したり、他の事が出来る。
本を読んだり、テレビを観ながらでは絶対に出来ない。

コマーシャルだって、映像だと出演者の表情や仕草でイメージが
出来てしまうが、ラジオの場合は出演者の顔や表情、仕草は
聞き手側の想像力で作られる。
多分100人聴いたら100人、聴く人数分のイメージが出来上がるのだと思う。

ラジオはテレビの映像のように、勝手に入り込んでこない。
聴く人間にとって優しく、刺激が少ないようで、逆に印象は深い。
要は、心に浸みる、心に残るのだ。

実際、子供達の反応を見ても感じる事がある。
自家用車で出掛ける時は、いつもFMラジオをかける。
コマーシャルが流れる。コントだったり、ラジオ小ドラマだったり・・・・・
子供達は、台詞の一つ一つに大笑いしたり、テレビでは無い反応をする。
しまいには、台詞を覚えて喋りまで真似をする。

こんな事が出来るのは、いつでも何処でも場所や時間をを選ばず
聴く事が出来るラジオならではの事。

『ラジオこそ近代文化の象徴で、一番人間的で、心に優しい、
名実共に「文明の利器」と言える物だ』と僕はいつも思う。
コメント
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