『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

こりゃ、燃えますわぁ・・・・・

2008年10月16日 | Weblog
新たなる意欲が沸いて来ました。
何のことは無い、部署が変わったばかりの仕事の話です。

元々、自分が立ち上げた高電圧技術のチーム。
それ以前は20年以上、大した実績も無い「生き字引様」が君臨していて
技術の継承が出来ていないでずっと来ていた。
元本部長が、後身が育っていないのを見て、会社の将来を憂いていた。
その元本部長が、僕の実績を買ってくれて後継者を育てるために
いわば強引に立ち上げさせられたチームだった・・・・・・。

のはず、なんだけど・・・・・・、
いつの間にか、よそから来た訳の解からない素人に主の座を奪われて、
ついでに仕事を干され、最後には追い出されてしまった。

それを裏で操っていたのが元上司の「生き字引様」だから性質が悪い。
結局、チームは20年前の「生き字引様」体質に戻ってしまった。
「生き字引様」も、何も解からない素人に対して、自分の影響力が行使できて
真近に迫った定年後の、雇用延長を確保・・・・と云う処でしょう。

まぁ、もうそんな事はどうでも良くなっちゃった。
好きなようにやって頂戴、あんなものくれてやるよ・・・・
って、今はそんな気分。

その高圧チームに、今年の新人が配属された。
「生き字引様」の仰せで、20年前の技術を勉強会と称してみんなでやっている。
確かに座学の知識だけはどんどん上がっている。
シミュレーション好きのリーダーは、新人にシミュレーションを
やらせている。
大先輩がそれを見て「可哀想になぁ」と言うくらい、
経験からくる裏づけが無い、バーチャルの世界で知識だけが増えてゆく。

今度の部署は、高電圧技術の事を全く知らない。
20年以上も前に設計した電源をいまだに使っているほど
技術者が育っていない。
かといって、本社の技術が凄いのか?と言うとそうでもない。
コピーやトレースでしか、物が作れない。
そういう意味では、レベルは大して変わらない。

今度の部署にも前出の新入社員と同じ学校を出て、
同期入社の新人が電気設計部署に配属になっていて、
奇しくも僕のやっている高電圧技術を教えて欲しい、と頼まれた。

これは面白い。
同じ条件で二人の人間を、別のやり方で育てるわけだ。

かたや、座学で積み上げた知識と、シミュレーションが得意な
経験より知識と言う主義で、経験3年の現代風技術者の下。

もう片方は、経験こそが知識。座学で覚えた事だけの人間を
「見てきたような嘘を言う嘘つき」と考えていて、
根性と礼儀を重んじる職人肌の荒くれ親方みたいな
経験22年の典型的な体育会系、親方技術者。

いわば上司と部下の関係の向こうに対して、こちらは完璧な親方と弟子。
一級建築士と、宮大工の棟梁の差ぐらいある環境の違い。
どちらが不幸か?判らないが、とにかく数年後には二人の
レベルを比べてどちらが技術者として育っているか?が判る。

と言うわけで、向こう何年かで前にいた部署の新人より、
しっかりと設計が出来る人をこちらで育てようという意欲が沸いて来ました。
いや、生意気な礼儀知らずの若造程度なら、簡単に追い越させてあげましょう。

こりゃ、燃えますわぁ・・・・・
コメント
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