今日は『ハゲを増す会』のメンバー『スパイ2号』からメールが来た。
2月に発足する集まりの案内状の下書きを添付してきた。
『スパイ2号』は組合の元書記長。
専従役員等をやりながら、最後は副委員長で役員を退いた。
僕はこの男が書記長の頃、いわゆるアンチ組合だった。
毎日のように配信される組合ニュースの記事を書いたり、校正するのが書記長の仕事。
組合が発行するニュースの最終責任者だから、変な記事を出すわけには行かない。
もし、そういう事があっても決して書いた人間のせいにはしない。
組合の発行するもの全ての責任を背負って仕事をしていた。
彼の書く文章は時に過激だったり、時には頷くような内容だったり…
要は読む人に伝えようとするものがあった。
そう言う意味では『組合業務のプロ』だったですね。
そんな彼から添付された案内状。
読んでまず最初の印象は『これ、誰が書いたの?』だった。
誤字脱字、文面重複…読んでいて集中力を削がれる文章。
大きなお世話だが、これなら僕が書いた方がまだマシだと
修正したものを添付して送り返した。
彼からメールの返信が来た。
『誤字脱字、文面重複など、多々あります。
いまも、各メンバーからも修正指摘が入ってきています。
集中してやらないとこんなもんですね。』
片手間でやったから・・・奴らしくない言葉でした。
文章と言うのは、書き慣れていないとなかなか読みやすい文章は書けない。
このブログだって、後で読み返してみると誤字脱字が多いし、
読んでいるのが面倒くさくなる文章の連続です。
彼の書く文章は、文章書きのお手本みたいだったから尚更そう感じたのか?
それで、また僕の頭にいつもの言葉が2つ浮かんできた。
『継続することが大事』『練習や稽古は裏切らない』
芝居の稽古や、サッカーの練習で体感してきた事なのだけれど、
これは文章書きや仕事でも言えることですね。
僕の仕事だった設計も、数年もブランクがあるから、全盛期のような仕事は出来ないでしょう。
やるとしたらまた、基本的なところからやり直さないとならないから時間がかかる。
今更、そんなことをしてまで設計の仕事をしたいと思わないですね。
彼の場合は職場が変わって、文章を書く機会が減ったのも大きな理由でしょう。
だから、仕方がないのかも知れない。
それでも周りの人間は、僕のようにその人の全盛期や絶頂期を見て、そのイメージで見続けている。
それに応えようとする必要はないのかも知れませんが、
『やっぱり、あいつにやらせると違うなぁ』
僕はそう言わせたい方かな?
それが出来ないと思うから、もう手を出そうとは思わないのかも知れません。
おっと・・・、
友人の批判みたいになっちゃいましたが、決して批判じゃぁありません。
自分だって大したことないですから・・・・
ここで書きたかったのは『継続することが大事』だってことを感じたという事。
そんなことを一番感じているのは『スパイ2号』なのかも知れません。