『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

今こそ『オリンピック』より『復興』に舵を斬るとき

2020年03月20日 | ジジイの呟き
どう考えても、東京オリンピック開催なんて無理だと思うけれど、
オリンピックはアスリートのためなんていうのは嘘ばかり。

こういう状況になると、もう20年以上も前に読んだ『黒い輪』を思い出す。
この本はオリンピックにまつわる、IOCと巨大企業との癒着、2千万ドル(26億円)の謝礼、
野放しのドーピング、ファシストの前歴…。
五輪を汚した権力構造、金権体質を痛烈に告発し、全世界に衝撃を与えた著書です。

この本が世に出たのが1992年。
もう30年も前のことなのだけれど、いまだに体質は変わっていないどころか
今やオリンピックはスポーツの祭典の衣をまとった、金儲けの場なのですよ。

そもそも、今回のオリンピックは『復興オリンピック』というのが
謳い文句で、国民の賛同を得たはず。
ところが開催が決まった途端に、国立競技場は3000億円もの金をかけて新築。
サッカーのマツダスタジアムの建設費は100億円に満たない価格で出来たというのに、
この新スタジアムはその30倍もの価格で建設されようとしていた。

お台場のトライアスロン会場は、大腸菌がウヨウヨいる。
なんせ、海岸線のデッキ下にはドブネズミがウヨウヨいる場所ですからね。
カヌーの会場、競泳の会場、バレーボールの会場も新築。
オリンピック後の維持費が、財政を圧迫するのが目に見えている。

暑さ対策で札幌にマラソン会場が変更になったり、ケチばかりついた大会。
喜んでいたのはゼネコンと、それに関わる国会議員などの関係者。

延期するか、中止にするか、迷っているのだろうけれど、
その判断が遅れるたびに、損失が増大する。

いっそのことオリンピックは止めて、震災や豪雨災害の被災地復興に
全力を注ぐことに舵を斬る、方向転換しても良い時じゃないのかな?
いつの間にか、阿呆な先導者が居て、おかしな事が始まっていた。
なんだか東京五輪の状況は『八甲田山』を思い出す状況ですね。
コメント
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