『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

感謝の気持ちを伝える時間

2022年08月22日 | 定年退職後の人生
昨日、『エンディングノート』でも書いておこうかと考え始めていると書きましたね。

嫁さんのお陰で、僕の人生は自由奔放に過ごせてきました。
そういった感謝の気持ちは、きちんと自分の言葉で
感謝の気持ちを伝えないといけない。
と解っていても、なかなか言いにくいのは、僕の悪い所ですね。

考えてみれば、結婚してから嫁さんと真面目な話をしたのは数回。
最初は、将来的には母親の面倒を看たいと相談した時。
嫁さんは僕の実家に良い思い出が無いという。
僕と結婚したのは『一緒に居て楽しいから』だと話してくれた。
その時は、当の母親が反対して話が流れたんだけれどね。

次はやっぱり僕の母親の事。
ガンで一人で生活できないだろうから、実家に移って同居しようと思ったら、
購入したばかりのマンションでお袋を引き受けると言ってくれた。
その頃は子供が小さくて騒がしいのに加え、周りに知り合いがいないので
お袋は部屋に閉じこもっている時間が長くなり、
まるで監禁しているような状況で、僕も色々考えてしまった。
治療が上手く行って、お袋が元気になって来たので、
自宅に戻って一人で生活がしたいと言い出したので、
思い切ってケアマネージャーの手を借り、豪州から姉貴を呼び戻し
1人で生活できるようになるまで、3か月ほど滞在して貰った。

姉貴が帰国してからは、週末に訪ねて行くようになったけれど、
やっぱり子供の活気に圧倒されて疲れるというので、
子供たちの生活を優先して、実家には僕一人で行くようになった。

そんな訳で、嫁さんとはあまり話をする機会が無くなってしまった。
お袋が他界して、実家に家を建てて引っ越そうと思ったけれど、
子供たちの学校の事が有ったりで、その話も消滅してしまった。
実家は僕の好きにして良いと言われて、アパートを建てて、
アパートが稼ぐ家賃で、自宅のローンも払えるように老後の生活設計をして、
結果として定年退職後に金を稼ぐために働き続ける必要もなくなり、
『毎日が日曜日』という、自由で束縛の無い理想の生活を手に入れた。

そのアパートの管理人を兼ねて僕が独り住まいを始めて、
別居するようになってから、早いもので、もう10年が過ぎた。
意外にもそれ以来、電話やメールで頻繁に連絡するようになり、
週末は家事をしない日にして、家族全員で外食に行くようになった。
そのお陰で、以前より家族のコミニュケーションの機会が増えて
コロナ禍で外食に行かなくなるまで、ずっと続いていた。

嫁さんに面と向かって、『ありがとう』とは照れ臭くてなかなか言えないけれど、
残りの人生を考えたら、そういう感謝の気持ちを伝える時間も、
意識しないと、どんどん無くなって行く気がします。
コメント
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