今日はクリスマスイブ。
家族と何処かへ出かける予定も無かったので、甲府まで出かけてきました。
駐車場からは富士山と、南アルプスが綺麗に見えて、ポカポカ陽気でした。
今日会いに行ったのは、僕の雇い主である女社長。
今年の9月にウェディングドレスを貸してくれた御仁です。
元々、音大出身でピアニストで、アナウンサーや放送劇に出演したりという経歴を生かして、
『ぱる プランニングシステム』http://www.pal-planning.co.jp/
という会社を立ち上げて、ブライダルの企画に始まって、企業研修や一般向けの音楽教室、英会話・話し方教室などを運営している。
今日はその音楽教室と、話し方教室の生徒さん達の『大人のおさらい会』。
『おさらい会』なので、いわゆるピアノ教室の発表会みたいなもの。
上手い人もそうでない人も一緒に個々の発表をする会。
その演奏のサポートで、社長自らピアノを弾くと言うので出かけたのだけれど、
正直言って、音楽の演奏や話の内容には多くを期待しないで居た。
休憩時間に御馳走になった珈琲が凄く美味しかった。
多分、大量にドリップで落としたであろう口当たりと香り。
こんな美味しい珈琲を飲めるなんて意外でした。
『おさらい会』が終わった後に、もう一度御馳走になろうと企んだけど
残念ながら、今日の分は全部使ってしまったらしく、今度は紅茶。
こちらは先日頂いた紅茶と全く同じもの。
ところが味が全然違う・・・・多分水の違いなのでしょう。
昔、英国で飲んだ紅茶が美味しくて買って帰って来たけれど、
日本で入れたら美味しく無かった事があった。
その時も同じように水の違いで、欧州のペットボトルの水で淹れたら美味しかった事が有るから、ミネラルの関係なのでしょう。
会場となったチャペルではちょっと気になった事が有った。
最初は何が気になって居るのか?自分でも良く判らなかった。
それで色々と考えてみたら、照明が気になって居たのでした。
休憩時間に動画を取って居るスマホの画面を見て確認したのですが、
案の定、画像に映っている方の顔が暗く見えていて確信した。
人間の目って言うのは高感度で、なおかつ自動的に明るさを修正して見るから気にならないのですが、
デジタルカメラなどで写真を撮ってみると、それに気がつくはずです。
グラビア写真を屋外で撮る際に『レフ板』という反射板を遣うのも、顔を明るくするため。
太陽光の様な、フラットで完璧な光でも横からに関しては足りないのと一緒です。
舞台でも『前明かり』と呼ばれる明かりは、演者の顔が見えるようにするもの。
この『前明かり』がショボイと、照明としてはちょっと笑われちゃう。
舞台では客席の上にあるシーリングライトや、舞台の脇にあるフロントサイドといった
『前明かり』を上手く使わないと舞台が映えない。
素人はサスペンション(舞台上の真上)くらいしか意識しないけれど、
実はこの『前明かり』こそが、一番重要で難しいのですよ。
その『前明かり』をチャペルで指輪交換する際に、二人を浮き上がらせる照明として設置してみては?
と、元舞台照明の仕事をしていた人間として社長にアドバイスした。
そうしたら直ぐにスタッフを呼んで、検証させて納得してくれた様子。
それ以後は、演奏そっちのけでどの位置にどの程度の照明器具を設置したら狙った通りの明かりが作れるのか?・・・・
なんて事ばかり考えていた。
その時に、こう云った事なら役に立てそうだなって思いました。
なんだか、久しぶりにワクワクした時間でもありました。
3連休なので帰りの渋滞を避けて、社長が夕食を御馳走してくれた。
まぁ、これもいつもの事ですがね・・・・。
懇意にしてくれている女性社員の方から、お手製のジャムを頂いたり・・・・
『色々な事で、僕は恵まれているなぁ・・・・』
そう思った一日でした。