昨日、友人のモモちゃんから
『ゆうちゃんのタキシード、貸してもらえる?』
と言う電話があった。
話を聞くと、来週の金曜日に彼女の孫が高校の卒業式を迎えるらしく、
その後の謝恩会は男子がタキシード、女子がドレスという
いわゆる『ドレスコード』で出席するように伝えられたらしい。
しかし、『フォーマル』と言えば良いのに、なぜタキシードなんだろう?
それに、いきなりタキシードを用意すると言っても、そう簡単ではないと思うけどね。
そんな訳で、タキシードを持っている僕に相談したという訳。
僕のタキシードは今や芝居でしか使わなくなってしまったけれど、
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バブル期にオーダーメイドで作ったショールカラーのもの。
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これを買った理由が『ホテルのバーラウンジで酒を飲むための遊び着』で
色柄もののカマーバンド、蝶ネクタイと一緒に購入した代物。
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いかにもバブル期の遊びを思い起こさせる代物ですが
生地が良い高級品だけあって、40年経ってもしっかりしていますね。
モモちゃんの孫は良く知っている子なので、もちろん貸すことには快諾。
夕方にモモちゃんの近所に住む本人に来て貰って、試着したらピッタリで
靴は舞台用のエナメルのコンビで、フォーマルにはそぐわないかも知れないけれど、
靴は舞台用のエナメルのコンビで、フォーマルにはそぐわないかも知れないけれど、
本人も気に入ったようなので、そのまま貸してあげる事にした。
そもそも、タキシードって言うのは男性用の礼服の一つで、
イギリスではディナー・ジャケット(会食服)、
その他の欧州諸国ではスモーキング(smoking:喫煙服)と呼ばれ、
イギリスではディナー・ジャケット(会食服)、
その他の欧州諸国ではスモーキング(smoking:喫煙服)と呼ばれ、
元々、ショールカラー(へちま襟)しかなかったジャケットだったが、
1920年頃に燕尾服に似せたピークトラペル(剣襟)のジャケットが加わった。
1920年頃に燕尾服に似せたピークトラペル(剣襟)のジャケットが加わった。
以降、夜間用の正礼服である燕尾服に対して略式の礼装とされて来たが、
現代ではそういったシチュエーションで燕尾服の使用が減ったため、
タキシードが実質的な正礼装の様に使われる場合も多くなったというのが実情。
基本的には夜間、宴席で着用、女性のイブニングドレスやカクテルドレスに対応するもの。
しかし、あくまで正装は燕尾服のモーニングやイブニングです。