お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ミナミギンガメアジ

2007年11月19日 | 定置網

 昨日は凄い時化となり海が荒れた。時化明けには珍しい魚が獲れることが多いので、今日は期待して定置網を起こす。すると思った以上に色々な種類の魚が獲れる。そんな中、ミナミギンガメアジを見つける。今までは幼魚しか獲れた事が無かったのだが、この個体は体長が30センチ近くもある。最大体長を考えればまだまだ若魚であろうか。このサイズは獲るのも見るのも初めてであったが、見てすぐにミナミギンガメアジと分かった。ギンガメアジに似ているという感じは全く無く、明らかに違い体高が低く全体的に細長い感じがする。体色は幼魚とほとんど同じで黄緑色である。今日はうちの定置網で3個体獲れ、全て確保する。食べてみたい気もするのだがこれからは個体数が増えてくるだろうと勝手に想像し、まずは標本として確保する。

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もう1種

2007年11月19日 | 定置網

 今日は魚種が多く、魚を探すのも大変であった。そんな中、このギンガメアジ?の幼魚が目に付いた。普段見るギンガメメアジの幼魚とは何か違う感じがしたので確保し持ち帰る。どこが違うのかと言われても答えられないのだが、いつも見るギンガメアジの幼魚とは雰囲気?が違う。黒色横帯は6本確認でき、ギンガメアジと同じである。よく観察すると少しではあるが吻端が下顎より上顎の方が前方に突出している。顔つきばかり見ればコバンアジの幼魚に似ている。また、尾鰭も大きい感じがして体形もどこか違う感じがする。オニヒラアジの幼魚をまだ見たことが無いのだがこれだろうか?さらに写真を撮ろうと鰭立てすると臀鰭の最初の2棘が1棘しか確認できない。アジ科は2棘あるのがあたり前なのでこの魚自体が奇形なのだろうか?とにかく標本は確保してあるので、今度魚ボラで形態を調べてハッキリさせたい。でもやっぱり普通のギンガメアジの幼魚なのかなぁ。
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