お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

市場便り

2007年11月27日 | 市場

 今日は水揚げ後、束の間ではあったが市場内を覗く。するとカスリハタが活魚で水揚げされている。カスリハタは私がこの市場で見るのは2個体目で珍しい種である。とても大きくなるハタで、グレートバリアリーフ(確か?)ではポテトコッドと呼ばれダイバーによく慣れていて、一緒に泳ぐ姿が名物となっている。この個体は体長30~40センチ程で小さく、標本としてはとても手頃なサイズであった。しかも珍しいので今後手頃なサイズが獲れる保障は無いので標本用に確保したかった。だが、この日はどこの定置網も水揚げ量が多く、既に入札時間が過ぎているのに水揚げが終わらず、漁協職員は皆バタバタしていた。漁協職員に購入を頼みたかったのだが自分も水揚げが終わるのを待つほど時間は無く、結局漁協職員を捉まえることができず標本確保を断念する。前回見た個体も小さかったのでまた獲れることを祈りたい。また、活魚だったので水族館に搬出して大きく育て、優雅に泳ぐ姿を間近で見てみたいものである。それにしても小さい個体ではあるが冬時期のハタである。標本用に購入できたとしても伝票を見れば目が飛び出ていたかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする