今日は仕事が終わってから貝採り・魚の採集に行く。現場に着くと既に午後4時。時間が余りないので貝採りを行なう。潜ると透明度がよく、いろいろな魚が目に飛び込んでくる。魚を見てしまうと採集したくなり、結局は魚の採集を行なってしまう。ある魚を追いかけて潜ると目の前にジッとして動かないオニカサゴが目に付く。一度浮上し呼吸を整え、オニカサゴ目掛けて再び潜る。タモ網を近づけても逃げる事なく、体に網を被せるとようやく逃げようとするも既に網の中。簡単に採集。見ると体が赤っぽく普通のオニカサゴとその場では思った。オニカサゴは氷水で〆ると鰭を立てた状態になるので活かして持ち帰る。オニカサゴの入っているバケツにたくさん氷を入れて〆る。案の定、展鰭状態となった。一応、涙骨隆起を確認すると先端が微かに尖っている。指で触れると小さいが尖っているのが確認できる。という事はイヌカサゴのようである。ただ、今まで見てきたイヌカサゴほどハッキリと涙骨隆起の先端が尖っている様子が確認できない。何度も触ってみるがあんまり触ると無くなってしまいそうなくらいの尖り方である。また、体色も見た目は普通のオニカサゴのような感じである。だがイヌカサゴかなと思うと体色も不思議と黒っぽく見えてくる。結局はどちらと判断できないので魚ボラに持ち込んで先生に聞いて見なければならない。でも先生も今後忙しい。今度はいつお会いできるのだろうか?
*後日、魚ボラでイヌカサゴScorpaenopsis ramaraoi(Randall and Eschmeyer,2002)と同定されました。