お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

テンス

2010年02月20日 | 定置網

今日は定置網の漁獲物を選別していると、隣に来た他の定置網の漁獲物の中にテンスを見つける。しかし、このテンスにはトレードマーク的な背鰭棘条部下方の黒色斑が無い。また、頭部背縁が紫色だったりあちこちと体色がどこか綺麗でひょっとして別種ではと思い、少し期待しながら確保する。だが、今までに何かで黒色斑の無いテンスを見たことがあり、期待薄である。だが、魚ボラにそのような個体の標本もバリエーションとして必要かなと思うので、普通のテンスであっても確保するのに迷いは無い。家に帰り図鑑で検索すると、口の横に一本の溝があり、普通のテンスとなる。今回のテンスは昨年ブログで紹介した個体(ブログ 2009 9.29)を獲った定置網と同じである。うちの定置網でも一度は獲ってみたい種である。
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ハナビラウオ

2010年02月20日 | 採集

最近の夜の港はプランクトンがたくさん集まり、何かいい感じ。土曜日という事で恒例の夜間採集に行く。現場に着くとプランクトンがたくさん見られ、期待が高まる。ところが魚の姿がいつもよりも極めて少ない。小さな魚を見つけてはタモ網で掬うもボラ類の幼魚ばかり。普段は群れているボラ類の幼魚も今日は単独で泳いでいる。そんな中、ようやく少し大きめの魚を見つけ、あわてて網で掬う。見るとハナビラウオの幼魚である。その後もすぐにもう1個体採集する。だが、今日はそれ以外は採集できず帰宅する。今日はテンス・キンメモドキなど魚の撮影をしてから夜間採集に挑んだ。その為、今日の撮影はもういいかなと思っていた。だが採集した魚がハナビラウオである。他の魚だったら明日撮影しても良いかもしれないが、ハナビラウオは体に透明感がある。時間が経つとこの透明感が無くなってしまうかもと思い、結局また撮影機材を準備して写真を撮ることにする。
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