
今日は定置網の選別作業中、仲間の従業員が珍しい魚がいたと教えてくれる。見るとクルマダイの幼魚である。クルマダイの幼魚は5月にうちの定置網で捕れ(ブログ 2010 5.12)、その時は自分では同定できず、コメントを頂いてクルマダイの幼魚である事がわかった。今回は自分でも見て直ぐにクルマダイの幼魚であるとわかるくらい、成魚の特徴が現れている。だが、その時に頂いたコメントでミナミクルマダイという種がいる事も教えてもらう。ミナミクルマダイは分布域も南日本となっており、ここは当てはまる。特徴も背・臀鰭軟条部と尾鰭後縁が黒いと教えてもらうが、それがこのサイズで適用されるかがわからないが、全体的な印象から恐らく普通のクルマダイであると思われる。クルマダイは5月に捕れた幼魚がうちの定置網では初入網となり、成魚が捕れたことがない。成魚は綺麗な魚で以前から写真に収めてみたいと思っている。だが、クルマダイの成魚は水深の深いところに生息しているようなので、定置網での漁獲を待っているのでは難しいだろうか。